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タジキスタン:国旗の誤った使い方

カテゴリー: 中央アジア・コーカサス, タジキスタン, 市民メディア
The controversial photo. Image by Ahrullo Dadaboev, used with permission.

話題になったタジキスタン国旗の写真。Ahrullo Dadaboevの写真を、許可の下で使用。

タジキスタン国旗が、にわか作りのちりとりとして地面に投げ捨てられている写真が、タジキスタンのソーシャルメディアのユーザーたちの間で波紋を呼んでいる。この写真を撮りFacebook上に投稿した [1] Ahrullo Dadaboevによると、北方にある街ホージェントの清掃人がこの国旗でごみを集めたようだ。多くのネット市民はこの写真に対し、国のシンボルをないがしろにする行為は、国旗への侮辱だと感じた。 この投稿に対し、Ruslan Ruslanはこのように反応した [2]。[tj]

ХАМИ РИДАНШОН НАМЕРАСИД ЭЭЭЭЭЭЭЭ ВОЯ

みんながしなかった唯一のことと言えば、旗に排便しなかったことだね。

Ozod Orzuyevはこのように述べた [3]。[tj]

Ин хузновар мебошад. Сад дарег..

これにはがっかりさせられました。嘆かわしいことです。

しかしAmrullo Faizullozodaは、この写真を撮った人はカメラのシャッターボタンを押す以外にも何かすべきだったと提言した [4]。 [tj]

Ватандусти асил дар ин холат парчамро гирифта, тоза карда мегирифт, ин аз руи эхтироми парчам, ватан ва милат аст.

本当の愛国者なら国旗、母国、そして国家に敬意を払い、地面から旗を持ちあげ、汚れを落としたはずだろう。

この写真はTwitterでも話題になり、Mardikorはこのような疑問を挙げた。[tj]

これが「我らの愛する国」(国歌のフレーズ [7])なのか。これが愛国心なのか。国旗が我々の足元にあるのならば、国家もまた足元にあると捉えられるのではないか。

TwitterでKhairkhohも画像をシェアし、次のように述べた。[tj]

あららら…自分自身に敬意を示さないなら、誰が私たちを尊敬するの?

Bachai Sakoは、国旗の別の不適切な使用例について触れた。[ru]

@mardikor [10] @mardikor アイニ(タジキスタンの北にある大きな村)の若いアスリートたちが、エモラリ・ラフモン大統領が訪問された後に、国旗から作られた短パンを穿いているのを見たことがある。まだ使えるものは無駄にすべきでないからね。

タジキスタンの三色旗 [12]は1992年に制定された。当局は愛国心を高める働きの一環として、首尾よく国旗を世に広めた。タジキスタンは世界一高い旗竿 [13]を誇りにし、世界一長い国旗の記録を打破しようとした [14]。しかし、このごろ数人のブロガーが、変わりつつある国の特徴に合わせて、国旗や国のシンボルを変えた方が良いと提案している [15]

校正:Masato Kaneko [16]