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コーカサスネットワーク: ロシア語はブログの共通語

9 June 2013, photo by Sergey Ponomarev.

2013年6月9日Sergey Ponomarev撮影


特に断りのないリンク先は英語のページ。
この記事は北コーカサスにおけるブロゴスフィアについての広範な RuNet Echo 研究の一部である。全体的な研究内容と個人的所見については The Caucasus Network を参照。

ロシア語は北コーカサス諸国の架け橋となっている共通語である。数多くのある現地の非ロシア語のうち、北コーカサスのブログプラットフォームでは1つも用いられることはない。その地方の内的な問題についての公開討論会でさえ、専らロシア語で行われる。

SNSで北コーカサスの人々が共有しているメディアから判断するに、北コーカサス一帯のネチズンはオンラインニュースをロシア語で読む傾向がある。実際に北コーカサスでは、殆どの情報がロシア語で伝達される実用的な言語である。ダゲスタン共和国でのみ、ロシア語を用いない情報伝達の仕組みを発展させようと一致して努力を続けてきた。その中でも顕著な二例である Radio Liberty branchRia-News divisionアバール語で運営されている。 加えて、最近放送開始した新しいオンラインビデオポータルである AVAR TVは、アバール語でオリジナルのコンテンツを創りだすことが可能なチャンネルをネチズンに提供している。

北コーカサスで活動中の数人のブロガーについて非公式に調査した所その多くがブログを書く上で、広く読者に呼びかける手段として最も効率的なのがロシア語だと説明していた。特に北コーカサス近辺の共和国の他のブロガーに話しかける方法になるからだと答えている。

LiveJournalでTimag82[ru]というブログを執筆しているTimur Agirovは、北コーカサスでの非ロシア言語でのブログ発信の質を高めるため、これまでにない取り組みを行った。それは様々な少数言語の地図を作るために、 個人的に管理していた統計資料[ru]を編纂するというものだった。Agirovのリストのトップ100に入るブロガーたちは、皆が皆専らロシア語で記事を書いている。

北コーカサス諸国にわたっても、共通語としてのロシア語を必要とさせる言語障壁に面している。たとえば、ダゲスタン共和国では国民の中でも異なる30以上の独特な言語が用いられている。

チェチェンのブロゴスフィアはダゲスタン共和国のものと似ているが、LiveJournalのユーザー Gilani Lamaro(svd-1986)Mukhammed Yusupovの二ヶ国語での執筆など、非ロシア語でのブログ発信には顕著な例外がいくつか見られる。

イングーシ共和国ではブロガーは母国語をほぼ使わない。Abu-Umar Sakhabi’のLiveJournal.など混合言語でのブログ発信という稀な例もある。サーカシアのブロガーもロシア語を好んでいるが、サーカシア語ブログを書くAstemir Shibzukho Avraham Shmulevichなど例外も見られる。

ロシア語は、ロシア連邦(とソビエト連邦と帝政の長い歴史において)の中で北コーカサス地方に広く人気がある。
しかしながら奇妙なことに、北コーカサスのブロガーたちはより広いロシアのインターネットに加わるよりむしろ、コーカサスの中でお互いにお互いに連絡を取り合うロシア語使用を守る傾向にある。

ロシア語がより大きな発展した社会の言語として、様々な科学的で専門的な分野である程度の利益をもたらすことは確かである。たとえばShmulevichは固有言語が苦しい立場に置かれていると訴えている。

[…] лексика на некоторые специальные темы на местных языках мало разработана. Писать по вопросам экономики или теории искусств или квантовой физики на табасаранском или даже аварском все же трудно.

[…]
地方言語の語彙と用語はほぼ発達しない。経済学または芸術、量子物理学の理論に関する問題について書くことは Tabasaranやアバール語でさえ難しいことである。

ブロガーRamazan Radzhabovはこの意見に反対し、他に解釈があるとしている。言語が複雑な主題を伝えるために新しい語彙を開発することができると主張している。もう一人のブロガーMukhamed Avarskiは、以下のように付け加えている。

Популяризация и продвижение родных языков очень не модная тема. Ресурсы по этой теме так же трудно продвигать в сети, за отсутствием посетителей большинство из них быстро затухают. Всевозможные форумы и годеканы начинали свою деятельность по данной тематике но быстренько превращались в обычные флудодромы. Ни кому не интересно напрягать извилины и думать о том что станет с народами потерявшими свой язык. А общекавказских ресурсов занимающихся данной проблематикой я вообще не встречал в сети. 

北コーカサスにおいて母国語の普及や推進は時代遅れの話だ。ほとんどのウェブサイトが閲覧者不足のために廃止されるこのテーマに関して、必要なオンラインソースを提供するのは難しいことである。 ありとあらゆる公開討論会とオンラインのgodekan(コーカサスの公的広場)はこのテーマに関して活動を開始したが、fludodroms (英語の洪水とロシア語のAerodrom、飛行場から成る複合語で、ウェブサイトがスパムで炎上すること)となった。誰も母国語を失った後起きることについて心を悩ませたり、考えたりすることはない。そして私は確かにこの問題専用の汎コーカサスの情報源に巡りあうことはなかった。

北コーカサスの自国語が何故オンラインで根ざすことができなかったのか、説明するのは難しい。
実際にAgirovのデータベースによれば、地域全体のブロガーがロシア語に代わる新しい共通語として英語に注目しており、母国語ブログの拡大に対する問題は広がっている。

校正:Rina Suzuki