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トリニダード・トバゴ:首都を人質にとり続ける埋め立てガス

カテゴリー: カリブ, トリニダード・トバゴ, 健康, 市民メディア, 政治, 法律, 環境

トリニダード・ドバゴの首都の住民や観光客、現地で働く人々は、四日間連続して街を包んだ濃く黒い、不吉な煙に耐えなくてはならなかった [1]

トリニダード・ドバゴの首都、スペインの煤煙へようこそ!

この状況はソーシャルメディアで大きく取り扱われ、ネット市民は当局の明らかに遅い対応に我慢ならなかった。

正直言ってBeetham埋立地の(意図的かもしれない)出火は、テロかひどい不始末みたいなものだと思うよ。

Beethamを通るのが怖くなった。ここ数日は警察もいるけど、彼らはエアコンの効いた車の中だ。

 濃い煙による、健康への潜在的なリスクを気にする人もいた。

Beethamの埋め立てによる毒ガスが市民を病気にさせてから、病院は厳戒態勢をとらされている。

保健省:Beetham埋立地からの煙は、健康に害を及ぼす可能性がある。
…そんな!!!嘘でしょ!

Beethamの煙によって皆殺しだ。

なんてこった。こんな環境で働かなきゃいけないのか。

多くの中高生たちはこの問題を話題に挙げ、首都全体の学校閉鎖についてコメントした。思いがけない休日に喜んだものもいた。

Beethamのみなさんのおかげで学校に行かなくてすみます。ありがとう。

Beethamの住人にもう一度感謝を。学校が休みだよ!

不満をもつものもいた。

Beethamはやめるべきだ。喘息にならずに試験に受かりたいよ。

家に帰れるやつらは嬉しいかもしれないけど、Beethamで起きていることは深刻な健康被害だ。

官僚もソーシャルメディアを用いてこの問題を知らせた。法務局のPrakash Ramadhar [29]はこのようにツイートした。

本日の閣議ではBeetham埋立地とその課題について、すでに取り組んでいるものよりも最優先事項として扱われます。

一方で、環境管理局 [31]の官僚はこのような投稿をした。

念のためにお伝えします。先日の朝、環境管理局はSWMCOL(訳注:廃棄物処理業の株式会社)と面会し、Beetham埋立地の問題について評価を下し、共同宣言を発しました。

当局によりどのような決定的行動がとられるかが、今後の課題である。

ツイッターのハッシュタグ#Beetham [33]を使って、この状況がどのように発展していくか監視することが可能だ。

サムネイル画像はMark Francoのものを許可の下で使用している。
校正:Mari Watanabe [34]