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オーストラリア:7歳の女の子の夢をかなえた3Dドラゴン

カテゴリー: オセアニア, オーストラリア, テクノロジー, 市民メディア, 朗報
3Dドラゴン(画像は CSIRO 公式フェイスブックページより) [1]

3Dドラゴン (画像は CSIRO 公式フェイスブックページより)

一匹の3Dチタン製のドラゴンと一人の7歳の女の子のお話は、2014年新年一番の明るいニュースの材料になっている。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)がその公式ブログ [2]で誇らしげに報告した。

今週初めに、私たちはある1通の手紙を掲載 [3]しました。手紙の送り主はソフィー、7歳の女の子でした。その内容は、ドラゴンがどうしても欲しいということでした。

「神話に出てくるようなドラゴンや火を吐くドラゴンについては、これまで全く研究をしてきませんでした。このことを、オーストラリア国民の皆さまに申し訳なく思います」と返答しました。

ソフィーからの礼儀正しい手紙(画像は CSIRO News 公式ブログより) [2]

ソフィーからの礼儀正しい手紙(画像は CSIRO News 公式ブログより)

報告は続く。

…わたしたちは居ても立っても居られなくなりました。そのため、ドラゴンについてもう少し調べてみるとソフィーに約束しました。

そして、今朝9時32分(オーストラリア時間)に一匹のドラゴンが完成しました。

そのドラゴンの作成過程はここ [4]で見られる。

数多くツイートされた中で、テクノロジー・ニュース・サイトであるギズモード・オーストラリアのツイッター上での反応は典型的なものだ。

KMB は明らかに、元気が出るニュースを楽しんでいる。

レイチェル・マクディアミッドもこう述べた。

デイモン・メレディスはこの、政府組織のための広報活動の、隠れた狙いを見て取った。

ヒュー・ヨルゲンセンは予算削減についてはっきりと述べた。

しかし、ジョン・デリーは不快な思いを口にした。

だが、ペニー・ティムズはハッピーエンドが好きだ。

制作されたドラゴンはメスで、ソフィー・レスターの希望どおり、「トゥースレス」と名付けられた。

ソフィーのドラゴン(画像は CSIRO 公式フェイスブックページより) [24]

ソフィーのドラゴン(画像は CSIRO 公式フェイスブックページより)

ドラゴンが届けられる前、ソフィーの母親は娘の喜びようをこう語った [25]

Mrs Lester said Sophie was overjoyed with the CSIRO's response and has been telling everyone dragon breath can be a new fuel.

”All her friends are now saying they want to be a scientist and Sophie says she now wants to work in the CSIRO. She's saying Australian scientists can do anything,” she said.

レスターさんの話によれば、ソフィーは CSIRO の返事に大喜びし、ドラゴンの息は新しい燃料になるかもしれない、とみんなに話していたそうです。

「あの子の友だちは今やみんな科学者になりたいと言っています。ソフィーは、CSIRO で働く夢を持っています。ソフィーは、オーストラリアの科学者は何でもできると口にしています。」レスターさんはそう語りました。

校正:Yuko Aoyagi [26]