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ウルグアイ:地方の女性たちが運営する5つのスモールビジネス

特に断りのないリンク先はスペイン語のページ。

ウルグアイの田園地方は、常に女性たちにとって厳しい労働の場であった。女性たちは、伝統的に社会階層の最下層に押しやられていたのである。
しかし、地方の女性たちが労働に加わるだけでなく、独創性と努力の模範となるにつれて、こうした状況は様変わりしつつある。

こうした女性たちは、ほとんど何も手元にない状態からはじめ、家族を養えるだけのスモールビジネスを自身の手で運営することに何とか成功している。
多くの女性が一人で家計を支えているこの国では、地方の女性は犠牲を払いながらも根気強く、市場に新しく高品質な製品を提供するスモールビジネスを築いているのだ。

Manos del Uruguay(ウルグアイの手)

manos del uruguay

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY-SA 2.0)の下、フリッカーErin Kinney によって投稿された写真

地方の職人のグループが手織りの衣類や伝統的なウルグアイの工芸品を売り始めていた1968年、 Manos del Uruguay(ウルグアイの手)から全てはじまった。この団体は最先端のデザインと最高の職人技の両方を活かし、国際市場で望まれる製品を作り上げている。

Manos del Uruguayブランドは国際的な成功を収め、その品質が評価されて2012年ユネスコの優秀賞(Seal of Excellence)を受賞し、2013年にはテキスタイルデザインのおける革新が評価されてミラン・ミッテルモーダ国際デザインコンペティション(Dynamic Eco Chic Design Award)でダイナミック・エコ・デザイン賞を受賞した。

ウルグアイ地方女性協会(AMRU)

ウルグアイ地方女性協会(AMRU)の活動に目を向けると、全国から1800人もの女性が参加し、あらゆる農業、工芸分野で働いている。

協会の会員グループの中でも大部分は生産的な活動(保存食品、テキスタイル、チーズ、陶器、籠細工、木彫、絵画制作など)を主たる活動としているが、その一方で他のグループは社会的な分野に目を向け、公共医療サービスや教育、住環境の質を上げるべく働いている。

この協会の目的は、地方に住まう家庭を保護し、地方の女性の権利を拡大することにある。また、ラテンアメリカとカリブ海では女性が疎外や差別に苦しんでおり、それらの地域のAMRUと同様の活動を行っている団体と経験や情報を交換する機会を増やすことも目的のひとつだ。AMRUが主張している一般原則のひとつが、 社会参入を支援するための平等、とりわけ男女平等の促進である。

Delicias Criollas

AMRUから派生した団体、Delicias Criollasは保存食、チーズ、蜂蜜といった手作りの食料品をつくる地方女性の協同組合である。その品々はオーガニックな原料の使用と高い品質基準のために、広く評価を受けている。

2001年に創設されたDelicias Criollasは、アルティガス、カネローネス、 セロラルゴ、フロレス、マルドナド、モンテビデオ、ロチャ、サン・ホセ、ソリアノ、タクアレンボー、トレインタ・イ・トレスといったウルグアイ国内の異なる14の地方で活動するグループから成る団体である。

Calmañana

地方の女性の起業する別の例として、カネロネスのCalmañanaがあるが、この団体はGardel、TapiaそしてPedernalの3団体から成っている。この団体では18人の女性が働いているが、農業生態学(訳注:農業生産における生産プロセスの研究)に基づいて香料や医療向けのハーブを生産しており、そうしたハーブは市場で高い評価を受けている。

当初、こうした女性たちは働く機会を求めていた。それから20年後、彼女たちは自身のブランドを所有し、その組合のハーブは国内の主要なスーパーマーケットに並べられている。協同組合はハーブを用いて医薬品の製剤をするさまざまな地域の研究施設にハーブを提供している。

Mujeres Rurales de Pueblo Zeballos(Zeballos女性組合)

共同組合は増え続けており、地方の女性たちが経済的 に自立するよう支援している。こうした動きを受けて設立した組合が、Mujeres Rurales de Pueblo Zeballos(Zeballos女性組合)で、パイサンドゥー地方のGualeguay川岸、地理的に孤立した小さな町から始まったスモールビジネスである。
この組合は手工芸によるベンチャー企業を成功させ、悪天候の間羊を保護するための「毛刈り後カバー」を製作したことで手工芸によるベンチャー企業を成功させた。このカバーはナイロン製のサイロパックでできていて、平均して4年間使い続けることができる。このグループはその業績が評価されて、工業・エネルギー・採鉱省から表彰された。

Pueblo Zeballosの女性たちはひどく貧しい地域に済んでおり、 そこでは電気はあるものの、飲料水も仕事もない。
こうした女性たちは、この地域の農業生産を管理し、地方の進展にも関心をもつ団体であるEL Tejarより原料の提供を受けている。パイサンドゥーの地方政府も市民会合ホールを開放し女性たちの活動に貢献している。このベンチャー企業は生産力を高めるために機材に賞金を投資した。このベンチャー企業はその規模においても成長し始めており、女性たちは増え続ける需要の助けとなる新しい機材を待ち望んでいる。