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スノーデンのビッグデータは人間行動の研究に革命を起こすか?

Snowden as the modern day's Alfred Kinsey? Images mixed by author.

スノーデンは現代のアルフレッド・キンゼイ?写真は著者による合成。

エドワード・スノーデンはインターネット時代のアルフレッド・キンゼイである。これは先週(訳注:原文記事は6月24日に投稿された)、ロシア人ジャーナリストDmitri Gubinブログに投稿して論じたものだ。この中で彼は、政府による全面監視がこれから社会規範にどのような影響を与えていくかについて思いを巡らせた。

キンゼイは、1950年初頭に行われた人間の性行動に関する研究によって最もよく知られる。彼の研究は西洋における伝統的な性観念の変革に寄与した。キンゼイは厳格な科学的手法を性についての研究に応用することにより画期的な成果を挙げたが、これはデータを大量に収集することで可能となったものだ。

Gubinはブログ投稿の中で、NSA(アメリカ国家安全保障局)のプリズム計画やFSB(ロシア連邦保安庁)のSORMプロジェクトといった政府のスパイ活動により蓄積されたビッグデータは、人間行動の新領域に関する社会通念を変化させる可能性があるのではないかと述べた。

Как часто мы ругаем власть? Материмся? Плачем? Изменяем слову, делу и телу? Напиваемся в хлам? Повышаем голос? Завидуем? Как часто меняем свои взгляды в течение жизни — и нормально ли их менять?

我々はどのくらいの頻度で権威を批判するか? 罵りについてはどうか? 非難については? 我々はどのくらいの頻度で前言撤回するか? 一貫性に欠ける行動を取る頻度は? 我々はどれくらいの頻度で飲んで嫌なことを忘れるか? どれくらい抗議の声を上げるか? どれくらい人を妬むか? 生涯のうちに、どれくらいの頻度で物の見方を変えるか? 物の見方を変えるのは普通のことか?

Когда мы получим ответы на эти вопросы, возможно, пересмотрим свои представления о том, что мы есть. А также изменим рамки одобряемого и осуждаемого с точки зрения интересов общества, то есть общественной морали. И ФСБ с его СОРМом, и ФБР, и ЦРУ, и АНБ нам в этом окажутся невольными, но помощниками. Как и все социальные сети, с которых вылетит твит – не поймаешь, паблик черненький не смоешь и платочком не сотрешь, а сотрешь — так есть кэш Гугла и Яндекса, а введут запрет выдавать кэш после требования пользователя — есть еще перепосты и скриншоты.

Ну хорошо, скажете вы, с Фейсбуком и ВКонтакте все ясно. Но как получить интересующую информацию из ФСБ, ФСО и прочих закрытых организаций? Да очень просто! На каждое АНБ и ФСБ найдется свой Сноуден. При таких масштабах работ – не может не найтись.

これらの問いの答えがわかったとき、我々は自分が何者であるかについて再考することが可能となる。また、社会的な利害の観点、つまりは公衆道徳の視点において何が許容され何が許容されないかについての境界線を変えることもできる。そしてSORMを有するFSBや、FBI(米連邦捜査局)、CIA(米中央情報局)、NSAなどは全て知らず知らずのうちにこの変革を支援していることになるのだ。SNSについても同じことが言える。全てのツイートに目を光らせることはできないし、SNSという公共の場からデータを残らず消し去ってしまうこともできない。たとえ何かを削除できたとしても、グーグルやヤンデックス(訳注:ロシアの検索エンジン)には常にキャッシュが残されており、キャッシュに規制をかけたとしても、誰かが再投稿をしたりスクリーンショットを残したりすることまでは阻止できない。

「フェイスブックやフコンタクチェ(訳注:ロシアのSNS)ならわかるが、FSBやFSO(ロシア連邦警護庁)といった閉鎖的な組織から興味深い情報を得ることはできるのだろうか」と思われるかもしれない。しかしそれは単純な話だ! NSAやFSBのような組織には、必ずスノーデンのような人間が見出せるからだ。この種の大規模プロジェクトからそのような人間を締め出すのは不可能である。

政府はインターネットを駆使することで、以前であれば外部からは手の届かなかった領域に関しても我々の生活を覗き見することができるようになった。我々のオンライン上での行動を記録することにより、政府当局は人々の行動パターンを把握し、我々について我々自身でさえ知らないことを知ることができるようになった。キンゼイの研究が人間行動の実情と伝統的な考え方との大きな隔たりを示したものだとすれば、プリズム計画やSORMは「過激主義」や「テロリズム」について何を教えてくれるだろうか? ロシアのプーチン大統領を嘲る最近の風潮についてはどうか? 実際にプライバシーが完全に崩壊したとき、様々な政治行動に関して何が明らかになるのだろうか?

校正:Takako Nose