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写真から南フィリピンの野鳥を観察してみよう!

カテゴリー: 東アジア, フィリピン, 写真, 市民メディア, 旅行, 朗報, 環境
マダラナキサンショウクイ 撮影:アーノルド・アラモン [1]

マダラナキサンショウクイ 撮影:アーノルド・アラモン

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フィリピンの7,000以上に及ぶ島々には、600種類以上の鳥が生息している。つまりその島々には、これらの生き物が優美に飛行するさまを見る機会が豊富にあるということである。さらに、フィリピンがアジア太平洋の渡り鳥の経路に位置していることから、数千に及ぶ渡り鳥を見ることができる。しかし残念ながら、鳥の生息地は破滅的な大規模開発事業 [2]と急激な自然環境破壊によって失われて [3]きている。

近年、国中で野鳥観察 [4]は愛好家や自然科学者たちが主催する趣味活動を超えたものになりつつある。野鳥観察者たちは国内の野鳥への関心を高めるだけでなく、鳥類保護区域を守る活動も精力的に行っている。

数週間前に、 「フィリピン野鳥の会」はミンダナ島南部に位置するサンボアンガで、バードフェスティバル [5]を見事に開催した。 サンボアンガは危険な都市として知られているかもしれないが(武装した反乱軍が複数の集落を攻撃 [6]し、何百人もの住民を拉致したことが、昨年ニュースとなり、その危険性は顕著となった。)、そこにはリュウキュウツバメのような渡り鳥を含む数百種の鳥が棲息 [7] している。

フェスティバルの実行委員の一人であるmaiabirdは、サンボアンガ [8]に棲息するいくつかの珍しい鳥種について書いていた。

私もまた、ガイドをしながら一羽のライファー(訳注:生涯を通じて初めて見た鳥)を捉えた!初の暗闇での撮影でクロサギを見たんだ!残念ながら、クロサギは全姿を現さず、密集したマングローブへ飛んでいって隠れてしまったよ。しかし、クロサギがすうっと飛び去っていくとき、全姿をよく見たよ。

そして、パソナンカでは4時間の野鳥観察中に三羽のライファーを捉えたよ。数日前にその地域でフクロウ観察に参加したときには、ミンダナオ・オオガフクロウとエバレットコノハズクの鳴き声も聞けたよ。パソナンカ国立公園は野鳥観察するのにとても素晴らしい場所さ。 その場所とそこに棲息する鳥たちは驚くほど素晴らしい(しかも鳥の痕跡も見つけ易い!)。そこで過ごした時間は本当に、本当に気に入ったよ。 私たちは絶対にまた戻って来て、さらに森を探索するためにより時間をかけるつもりだ。それに、そこで2度もシロミミサイホウチョウに遭遇しているんだ!

彼女もまた、フィリピンではあまり見かけることのないダイサギの [9] を見て感激した。

もちろん、私たちの双眼鏡は巣作りをするダイサギの群れに自然と引き寄せられたわ。その群れのおかげで、養魚池は貴重な野鳥観察の場所となっているのよ。そこでダイサギを繁殖させることは、さらなる研究の重要なテーマよ!

Great Egrets in a school fishpond in Zamboanga. Photo by Angela Colmenares-Sabino [10]

サンボアンガの養魚池に群れをなすダイサギ 撮影:Angela Colmenares-SabinoGreat

バードフェスティバルの代表者の一人であるアンジェラは、自身がサンボアンガのインテークウォーターシェッドで見たフィリピンカンムリワシの映像 [11]をフェイスブックで共有した。

一方で、大学教授のアーノルド・アラモンはGitagumやミンダナオ島に棲息する鳥の写真をアップロードしている。Gitagumの町は、新しい国際空港のあるラギンディガンの近隣である。以下、アラモン教授のフェイスブックページから鳥の写真をまとめたものである。

Olived-Backed Sunbird. Photo by Arnold Alamon [12]

キバラタイヨウチョウ 撮影:アーノルド・アラモン

Robin Magpie. Photo by Arnold Alamon [13]

シキチョウ 撮影:アーノルド・アラモン

Yellow Vented Bulbul. Photo by Arnold Alamon [14]

メグロヒヨドリ  撮影:アーノルド・アラモン

Coppersmith Barbet. Photo by Arnold Alamon [15]

アカハラゴシキドリ 撮影:アーノルド・アラモン

Pied Fantail.  Photo by Arnold Alamon [16]

ムナオビオウギヒタキ 撮影:アーノルド・アラモン

校正:Shoko Baba [17]