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夏だ、本を読もう! GV仏語メンバーおすすめの本はこちら!

カテゴリー: カリブ, サハラ以南アフリカ, 中東・北アフリカ, 西ヨーロッパ, アルジェリア, イラン, エジプト, フランス, マルティニーク, 市民メディア, 文学, 芸術・文化, 言語
"Summer reading" via nipmuc media center - Public domain [1]

「夏の読書」ニプマク・メディア・センターより(パブリックドメイン)

夏ですね。今や世界的な習わしとなっていますが、推薦図書リストは夏の「必須アイテム」です。パソコンやスマホから離れて、ゆっくりペースの読書の世界に戻ってみませんか。

この夏の目標の一つが仏語圏作家の本を読む(再読する)ことなら、さあこちらへ。それではさっそく、GV仏語圏メンバーお薦めの本をご紹介します。

Andrew Kowalczuk [2]がお薦めする、原書がフランス語の本トップ12は以下の通りです。このリストには、近現代の仏語圏作家の傑作が揃っています。また、ほとんどが英語でも読むことができる本です。(訳注:英訳本については「Original Quote」のリンク先を、邦訳本については日本語タイトルのリンク先を参照)

Alexandre Dumas – “Le Comte de Monte-Cristo [3]” 
Charles Baudelaire – “Les fleurs du mal [4]
Arthur Rimbaud – “Poésies [5]
André Gide – “Les faux monnayeurs [6]
André Breton – “Le surréalisme et la peinture”
Albert Camus – “La chute [7]
Eugène Ionesco – “Rhinocéros [8]
Antoine de Saint-Exupéry – “Le petit prince [9]
Jean-Paul Sartre – “L'être et le néant [10]
Simone de Beauvoir – “Le deuxième sexe [11]
Michel Foucault – “L'archéologie du savoir”
Benoît Mandelbrot – “Les objets fractals: Forme, hasard et dimension”   

アレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯 [12]
シャルル・ボードレール『悪の華 [13]
アルチュール・ランボー『詩集 [14]
アンドレ・ジッド『贋金つくり [15]
アンドレ・ブルトン『シュルレアリスムと絵画 [16]
アルベール・カミュ「転落 [17]
ウジェーヌ・イヨネスコ「 [18]
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま [19]
ジャン=ポール・サルトル『存在と無 [20]
シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性 [21]
ミシェル・フーコー『知の考古学 [22]
ブノワ・マンデルブロ『Les objets fractals: Forme, hasard et dimension(仮題:フラクタルな物体、形と偶然と次元)』

これはのっけから、じつに心に響く推薦図書リストですね。いやいや、私はもっと時代を越えた名作を読みたいんだ、という方には、Jane Ellis [23]が古典の作品などをご紹介します。

Voltaire – “Candide [24]” (I keep going back to this!) 
Laurent Binet – “HHhH [25]” (stunning in so many ways)
Zola – “Thérèse Raquin [26]” (macabre and ahead of its time as is Candide!).

ヴォルテール『カンディード [27]』(私の座右の書です!)
ローラン・ビネ『HHhH(プラハ、1942年) [28]』(色んな意味でびっくり)
ゾラ『テレーズ・ラカン [29]』(何とも恐ろしい物語。『カンディード』と同じく時代を先取り!)

さらに、フランス語圏の文学は、フランス国外の作家によりいっそう豊かなものになっています。Thalia Rahme [30]がお薦めするのは、レバノン出身のフランス語作家アミン・マアルーフ [31]です。また、Thaliaはこの機会に今読んでいる本も紹介しています。フランス語圏作家ではありませんが、コロンビアのガブリエル・ガルシア=マルケスと、イランのカーレド・ホッセイニ(訳注:アフガニスタン出身)です。

Amine Maalouf -  “Identites Meurtrieres” (for his take on dual culture); “Samarcande” (on Iranian literature and poetry),  
Gabriel Garcia Marquez – “100 Years of Solitude”  
Khaled Hosseini – “The Kite Runner”; “1000 Splendid Suns”; “And the Mountains Echoed”

アミン・マアルーフ『Identites Meurtrieres(仮題:恐るべきアイデンティティ)』(二つの文化についてのエッセイ)、『サマルカンド年代記 [32]』(イランの文学と詩に関する本)
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独 [33]
カーレド・ホッセイニ『君のためなら千回でも [34]』、『千の輝く太陽 [35]』、『そして山々はこだました [36]

Thaliaの例にならって、Alison Mcmillan [37]はアジアの作家による注目すべき作品を紹介しています。

Vikram Seth – “A Suitable Boy”
Shashi Tharoor – “The Great Indian Novel”
Salman Rushdie – “Midnight's Children”
Upamanyu Chatterjee – “English, August”
Kiran Desai – “The Inheritance of Loss”

ヴィクラム・セト『A Suitable Boy(仮題:スータブル・ボーイ)』
シャシ・タルール『The Great Indian Novel(仮題:大いなるインドの話)』
サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち [38]
ウパマニュ・チャタルジー『English, August(仮題:イングリッシュ、オーガスト)』
キラン・デサイ『喪失の響き [39]

front cover art for the book A Suitable Boy - Used as fair use [40]

『A Suitable Boy』の表紙 フェアユース画像

Claire Ulrich [41]も『A Suitable Boy』は必読と推しています。さらに、小説と合わせて詩集も挙げています。

Oh, “A Suitable Boy” is one of my favorite! I am in my “poetry” phase and I cannot let go of Paul Eluard [42] lately. I am also re-reading the biography of Gabriel Garcia Marquez , “Living to Tell the Tale” 

わあ、『A Suitable Boy』は私も大好きです! 最近は詩的な気分なので、ポール・エリュアール [43]をいつも持ち歩いています。ガブリエル・ガルシア=マルケスの自伝『生きて、語り伝える [44]』の再読もしています。

 

さてお気に召しますかどうか、お次は筆者の選んだ、この夏に読みたいフランス語の本です。

Gaston Leroux – “Le Mystère de la chambre jaune”
Jean-Dominique Bauby – “Le Scaphandre et le Papillon”
Anne Roumanoff – “Le couple: Petits délices de la vie à deux”
Raymond Devos – “Matière à rire”  
Victor Hugo – “Les Comtemplations” 

ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密 [45]
ジャン=ドミニック・ボービー『潜水服は蝶の夢を見る [46]
アンヌ・ルマノフ『Le couple: Petits délices de la vie à deux(仮題:カップル、二人で小さな幸せを育むために)』
レーモン・ドゥヴォス『Matière à rire(仮題:笑い事)』
ヴィクトル・ユーゴー『静観詩集』

楽しい読書を! それから日焼け止めもお忘れなく!

校正:Takako Nose [47]