あの致命的なコロナウィルス [1]ですら、サウジアラビア人から愛するペット、ラクダを引き離すことはできないようだ。
サウジ国内では、感染者が後を絶たない中東呼吸器症候群(MERS) [2]の有力な感染源がラクダだとする政府の警告に反対するキャンペーンの一環として、自らがラクダにキスをする写真や映像をTwitterやYoutubeに投稿する人が続出している。ツイートはラクダへの愛情を示す「コロナとラクダ」を意味するハッシュタグ「#كورونا_و_الابل [3]」を用いて投稿されている。
医療関係者によると、ラクダは有力な動物由来感染源として疑わしいが、ワクチンや治療法はないという。
Twitterに投稿された下記の写真は、彼らとラクダの間にはどんな病気も介在できないと主張する。
@aaaa12200の投稿:
Fahad bin Abdullaは、彼の愛するラクダと一日を過ごすと断言する。
中には、更に強くラクダとコロナウィルスとの関連性を否定する人もいる。以下の映像では、ラクダの飼い主が、ラクダからの感染を恐れないことを示すため、二頭のラクダたちにキスをし、また、ラクダたちに彼の顔に向かって咳をするよう促している。