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ロシア国会議員 女性の腰の入れ墨に関して審議

Image edited by Kevin Rothrock.

画像編集 Kevin Rothrock

ロシア国会でまたもや市民生活に対する干渉についての審議が近日中に予定されている。入れ墨店側が腰に入れ墨を入れる女性に対し、出産中に硬膜外麻酔を打つ場合に危険になりうると注意をするよう強いるというものだ。10月10日の今日(訳注:原文掲載日は2014年10月10日)ドゥーマ(ロシア国会)でこの法案は消費者保護規制として審議される予定となっている。しかし大半でなくとも多くのロシア人は不道徳とされる行為を抑制しようとする最近の一連の法案と解釈しているようだ。これに対する市民の反応は活発で、ロシアの報道機関数社はこの法案の構想は女性の腰の入れ墨を完全に禁止しようとするものと誤って報道したほどである。

ネット上のフォーラムやソーシャルメディアは男性が多数を占めているようで、スレッドのコメントは、女性の腰の入れ墨に対して健康を懸念するものよりも、むしろ美的観点から述べられたものが多い。「つまらない入れ墨なんかないお尻の方がよっぽどかわいいよ」Aleks3は Vott.ruという掲示板にこう書き込み、女性の腹部に入れ墨のある女性とない女性の写真をリンクに貼り付け「この違い、わかるだろ」と読者によびかけた。

また、ForsnetというハンドルネームでVott.ruを使用する若者は、あからさまに女性の腰の入れ墨への規制を支持しており「尻に入れ墨を入れる女は頭に何らかの障害がある証拠さ。そんな女が出産なんてまずないことだ。」と言ってはばからない。

ロシアのニュース専門局RTのロシア語ウェブサイトではVkontakteの入れ墨に関する報道を共有した。Vkontakteはロシアで最も人気のあるソーシャルネットワークでユーザーは200近いコメントを残す。ここでも反応の大半は男性からのもので、主要な関心事とは腰の入れ墨は女性の性的混乱を示唆しているといった程度のものだ。アレクセイ・マスロフは、はじめに「もしかしたらまちがっているかもしれないけど」としたうえで「入れ墨は売春婦か尻軽女がやるものだ。彼女たちの生活からして、原則として子どもを産むべきじゃないと思う。だって母親と同じような種類の人間しか生まれないからね。」と書き込んだ。

クラスノダール在住の若い女性タチアナ・セミチェンコはあえてマスロフに「どうしてそんな考え方をするの」と問いかけた。マスロフは入れ墨をした女は、ヨーロッパから始まった「近親相姦や同性婚を認めるべきだという世界堕落化計画」と同じようなものだと答えた。

男性優越主義と同性愛嫌悪はいまにはじまったことではない。ロシアだけでなくどこにでも存在するものだ。しかしロシア国会が女性の入れ墨を制限しようとするこの新たな動きは、現在のロシアの反動的潮流と合致することから無視することはできない。ウクライナ東部での紛争は爆発寸前で停戦はたやすい状況ではない。ロシア議員は戦前の道徳的侵害への回帰をめざしているかもしれない。ロシア政府がウクライナ政府に深く根ざしていた独裁者達と戦う以前には、邪悪な外国人養父母や疑わしい性的倒錯者からロシア系住民を守るために何年も費やした。女性の腰の入れ墨に対する法案は表向きでは医学的見地に基づいているが、西側の「堕落化計画」を恐れている大部分の人々を喜ばせることになる可能性がある。