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エボラ流行中も冷静な西アフリカ、世界へ呼びかける

カテゴリー: サハラ以南アフリカ, ギニア, シエラレオネ, リベリア, デジタル・アクティビズム, 健康, 市民メディア
Screen capture from "Ebola: A Poem For The Living," YouTube. [1]

「エボラ:生きることの詩(Ebola: A Poem For The Living)」の一場面、YouTubeより

エボラ出血熱による死者 [2]は集計されただけでも5000人にのぼり、少なくとも1万人の感染が報告されているなか、西アフリカの多くの人がこの病気との戦いに新たなメディアの力を活用している。

その発端の1つが、ナイジェリアのエボラ・アラート(Ebola Alert) [3]だ。

EbolaAlert is an evidence-driven group of volunteer professionals working on Ebola Virus Disease Interventions.

It was created by Doctors but also involves active participation of other professionals from different walks of life.

エボラ・アラートは科学的に根拠のある知識をもとに活動しているグループで、専門家たちがボランティアでエボラ出血熱の拡大防止に努めています。

この活動を始めたのは医師たちですが、様々な分野で働く意欲的な専門家も参加しています。

エボラ・アラートはTwitter [4]を使い、毎日エボラ関連のニュースを配信したり、専門家と一般の人々の話し合いの場を主催している。

You can keep abreast of all the necessary information by following our activities on twitter.

From the daily #EbolaNews that is posted between 7AM and 8AM WAT to special activities like #EbolaScience where confusing Ebola issues are cracked and clarified.

The #EbolaChat Sessions are Twitter Events where Experts from around the world are available to discuss chosen topics with the general public. There have been #EbolaChat Sessions on as many issues as you can imagine

私たちの活動をTwitterでフォローすることですべての必要な情報が常に得られます。

たとえば、毎日西アフリカ時間の朝7時から8時の間に投稿されるエボラニュース(#EbolaNews)から、複雑なエボラの問題点を解明するエボラサイエンス(#EbolaScience)のような専門的な活動まで、活動はさまざまです。

エボラチャット(#EbolaChat)セッションは、世界中の専門家と一般の人々があらかじめ設定された題目について討論をするTwitterのイベントです。ここでは、ありとあらゆる問題についてセッションが開かれています。

シエラレオネでは、Hannah Foullah [5]がエボラ関連の悪評と戦うためFacebookを利用している。彼女は仲間のElvinah Ade Johnson、Haja Mariatu Thomasと共に「祖国の美:私は100%シエラレオネ人、ウイルスではない」という活動を主導している。

BBC AfricaのYouTubeチャンネルに投稿されたビデオ [6]で、Foullahはこの活動はシエラレオネ人であることの再認識を目指していると語る。

以下は「祖国の美」のFacebookページに投稿された写真の一部だ。

Beauty for Country photo posted on  Hannah Foullah Facebook page.

Hannah FoullahのFacebookページに投稿された「祖国の美」の写真

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アメリカでは、ナッシュビル(訳注:テネシー州)を拠点とする合同メソジスト・コミュニケーションズ [7](United Methodist Communications 訳注:米国合同メソジスト教会の宣伝機関)が、Chocolate Moose Media社 [8]iHeed社 [9]と協同でアニメーション動画 [10]を作った。アニメ「エボラ:生きることの詩(Ebola: A Poem For The Living)」は、西アフリカでエボラの感染拡大に関する間違った通念を一掃するために使われ、エボラの感染拡大を防ぐ方法も推進している。合同メソジスト・コミュニケーションズは、このアニメをいくつかの西アフリカの言語に翻訳する予定だ。

校正:Naoko Mori [11]