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クロマグロを追い詰める日本の食欲

japan bluefin tuna consumption

FlickrユーザーStewart Butterfield撮影。CC BY-NC-ND 2.0

日本のグルメたちは現在、太平洋クロマグロが絶滅の危機にさらされているという、国際自然保護連合(IUCN)の見解に直面している。太平洋クロマグロは以前、絶滅に関して軽度懸念として記載されていた。

スイスを拠点とするIUCNは、最近クロマグロをレッド・リストに絶滅危惧種として加えた。この告知は他の魚種資源の窮状と同様に、一部の日本のネチズンにショックを与えた。

別のツイッターユーザーはこう報告している。

IUCNによると太平洋クロマグロの窮状の原因は乱獲のためだ。太平洋クロマグロは、世界のクロマグロの漁獲量の約七割を占める。そのうち97%は未成魚(三歳未満で繁殖機能がまだ備わっていないもの)である。

漁業の研究をしている勝川俊雄氏は、このようにニュースにコメントした。

世界のマグロ漁獲量の四分の一が日本で消費され、特にクロマグロは寿司と刺身の原料として、東アジア中の水産業の標的とされてきた。

太平洋で水揚げされたクロマグロの圧倒的多数はまだ繁殖したことのない稚魚のため、個体数はこの22年で19~33%まで減ったと推測されている。

クロマグロは日本中でもっとも引っ張りだこにされている魚の一種である。世界中の魚種資源に加わる圧力をよそに、当面のあいだは高級レストランに限らず、庶民向けの飲食店でも多くの魚が食卓に出回るのだ。

第二次世界大戦後、飢えに苦しむ人々のために多大な労力をかけて食糧が探され、クロマグロは主食となった。マグロは今や日本食の定番となっている。

多くの日本のマグロ延縄漁業は、宮城県気仙沼市を拠点に行われている。気仙沼は太平洋沿岸地域の離れた場所にある小さな町で、2011年の地震と津波で被災している。被災地復興の努力により、中央省庁は気仙沼の漁業に資金を投入した。市は再び、鮮魚の味を渇望する消費者のために、クロマグロに限らず魚を提供するようになった。

マグロとメカジキは繁殖するのが遅い肉食動物だ。エサを求め、生殖するために大抵世界中の海に分布している。公海を横切る移動経路が、この人気の魚種の管理を難しくする。

別種のクロマグロで、インド洋で繁殖するミナミマグロは、IUCNの絶滅の恐れのある生物種のリストに絶滅危惧IA類として登録されている。近頃の捕獲数は、過去の累計の約八割を占める。

明るい話題としては、割当が激減した惨めな十年の時を経て、タイセイヨウクロマグロの個体群が回復しているということだ。ICCAT(大西洋マグロ類保存国際委員会)によると2013年には、東大西洋および地中海におけるクロマグロの産卵資源量が1950年代のおよそ倍になった。その結果、2014年11月にいくつかの国ではタイセイヨウクロマグロの割当が増やされた。物議を醸す動きである。

校正:Maki Kitazawa