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格差解消なるか:フェイスブックザンビアで無料アプリ

Mobile phone shop in Lusaka, Zambia. Photo by Curious Lee via Flickr (CC BY-NC-SA 2.0)

Mザンビアのルスカにある携帯ショップ Curious Lee via Flickr (CC BY-NC-SA 2.0)提供

この夏の初め、フェイスブックといくつかの通信事業者が提携してInternet.orgを結成した。その中で、すべての人々にモバイルインターネット接続(あるいは最低フェイスブックへのアクセスだけでも)を、という目標を掲げ、Bharti Airtelの回線を用いてザンビアでのモバイルアプリ提供を開始した。Bharti Airtelはインドを拠点とし、MTNとZamtelとともに、ザンビアのモバイル・サービス・プロバイダー大手3社のひとつである。

アフリカのインターネット環境が整っている人々とそうでない人々との格差是正を目指す取組は、近頃注目を集めるベンチャーとなっており、グーグルもこの目標達成のため策を練っているし、またアフリカの通信事業者もこの動きに参画しようとしている。アフリカでは、インターネット利用環境の整備が政治的話題なることも多くなっている。この夏、政治家および企業のトップが集まり、ネット接続の利便性を向上させる方策について議論し、一部の都市では、公共の場でWi-Fiの無料提供を開始した。

Internet.orgは、モバイル・ブロードバンド・プロバイダーと提携し、インターネットアクセスの提供を開始した。Internet.orgは、主に、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏による2013年の白書「ネット接続は人権か(原題:”Is Connectivity a Human Right?”)」から生まれたものである。提携発表後一年も経たないうちに、6月にザンビアでサービスの提供が開始された。ウィキペディアやフェイスブック・メッセンジャー、Go Zambia Jobs、グーグル検索をスマートフォンアプリから利用できるようになったのである。フェイスブックはこれまで携帯電話事業者と提携したきたが、Facebook.com以外のサービスもまとめて提供するのはこれが初めてである。

このプロジェクトで提携しているのは、サムスン、エリクソン、Media Tek、マイクロソフト傘下のノキア、オペラ・ソフトウェア、Qualcommである。この夏、フィリピンやパラグアイ、タンザニアで300万人にインターネット接続環境の提供に協力したと発表したフェイスブックの呼びかけを背景に、近頃ザンビアでInternet.orgアプリの提供が開始された。

 Internet.org立ち上げ後数日で、ユーザーから、おそらくは利用者の急増が原因ではあろうが、Airtelの接続速度が甚だ遅いとの苦情が寄せられた。地元ザンビアで先端技術とニュースサイトを扱うTechTrendsが伝えるところでは、ある男性はツイートを1つ更新するのに12時間もかかったとのこと。

懸念しているのは、Airtel Zambia契約者のインターネット接続時間が減少していると報告されていることである。実際問題として、手違いで「無料」サービスにより契約者の接続時間を奪ってはいまいか。

また、インターネット政策専門家からは、提供されるインターネット環境に偏りがあるとして、この無料サービスの有効性を疑問視する声もある。たしかに、一般的にインターネットで可能なことに比べると、提供されているのは特定のサイトやサービスへの接続や情報に限られている。

 フェイスブックのアカウントを取得することで、登録者数が急増し、ユーザーデータ量が増加する。このことから、インターネット自由化に異議を唱えるEygeny Morozovは、この無料サービスの隠れたコストがどれほどのものかを調査した。

このビジネスモデルは、一部のアプリの利用を無料で提供するものである。やがて最終的には、フェイスブックが仲介役となり、ダウンロードするアプリやサービスが増え、やがて最終的には、より多くのアプリやサービスをダウンロードするためにユーザーが課金することになり、フェイスブックはその仲介役となるだろう。しかし、これが現実のものとなるかどうかは、Airtelがザンビアでユーザーに提供できるサービスの質やユーザーが何をしたいのかによるところが大きい。