[1]写真は、FlickrユーザーのIZAYOI YUKARI氏撮影(CC BY-NC-SA 2.0)
今年もまた、桜の季節がやってきた。
桜は、日本最古の和歌集とされる万葉集でも歌が詠まれ、日本人との関わりが深い。そして現代においても、桜は春を象徴する花であり、また春は、卒業、入学の時期でもある。
いつの時代でも桜は、始まりの予感、夢膨らませる期待、息をのむほど美しく咲き誇る姿、そして儚く散る花びら、別れ……様々な印象と感情を呼び起こさせる、日本人にとっては特別な花だ。
twitter上でも数多くのユーザーが、桜にまつわるツイートをしている。
待ちどうしい #ファインダー越しの私の世界 [2] #写真好きな人と繋がりたい [3] pic.twitter.com/9QKvXGzE08 [4]
— shara_photo@△ (@shara_photo) March 7, 2015 [5]
スカイツリーの河津桜がそろそろ満開 pic.twitter.com/9urWao0Zvh [6]
— すえきち (@suekichiii) March 10, 2015 [7]
またtwitterユーザーの＠７D_ITACHIは、桜並木が、懐かしい原風景として心に刻まれているようだ。
4年ぶりに故郷へ戻る事ができました。この場所はやっぱり落ち着くな〜 #夜桜 [8] #高田城 [9] #写真好きな人と繋がりたい [3] pic.twitter.com/xNg8XVg9KL [10]
— イタチ (@7D_ITACHI) April 16, 2014 [11]
桜の咲く春は旅立ちの季節であり、新たな出会いと共に、別れもまた訪れる。
春ってなんかわくわくして 桜とかが綺麗に咲いたりして 前までわ好きだったけど いろんな人達との別れが多いな～ 今わ春が嫌いだ
— みらい✡ (@3jsb24Giants) March 28, 2015 [12]
桜の散り際は儚く、別れのイメージと重なるのかもしれない。
【桜の絨毯と吹雪】 →http://t.co/kO1MwAiPfq [13] 境内を歩くとあちらこちらで桜吹雪が舞っています。（長野県中野市 谷厳寺の桜） #風景 [14] #桜 [15] pic.twitter.com/1tOgZE4ZKF [16]
— pixpot photo (@pixpotjp) March 5, 2015 [17]
また、桜のある日本の風景を、よみがえらせようという活動もある。
福島県いわき市の「いわき万本桜プロジェクト」もそうだ。東日本大震災で事故が起きた福島第一原発から約５０ｋｍ南のいわき市の山に、桜を９万９千本植えようという取り組みが震災後に始まり４年目となる。本プロジェクトを主催している東北機工（株）の代表取締役の志賀忠重氏は、サイト [18]にこう記している。
負の遺産を残してしまうことにすごい悲しさ、悔しさを今さらながら感じています。なんとかならないものなのでしょうか！春、桜の花が満開に咲いているのを見て、20年後、30年後の未来の子供達に、山一面の桜を見てもらえるようにしようと思いたちました。万が一いわきに住めなくなった時でさえ、いわきの土地を愛していた人達の気持ちが伝わるくらい、沢山の桜の木を植えたいと思っています。
震災による怒りや悲しみを少しでも打ち消すことができるものは何かと考えた時、思い浮かんだのはたくさんの桜の木であったのだ。
また身近にある小さな桜の花にも、心に訴える何かがあるようだ。
今年はじめて桜をみつけた！疲れてたけどもうちょっとがんばろうと思った pic.twitter.com/cot3GeJdir [19]
— 大石蘭 (@wireless_RAN) March 26, 2015 [20]