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ハバロフスク空港のロゴが話題に!「空飛ぶ熊」

カテゴリー: メディア/ジャーナリズム, ユーモア, 市民メディア, 芸術・文化, RuNet Echo
Images mixed by Kevin Rothrock.

画像合成:ケビン・ロスロック

ロシアのハバロクスク空港のロゴデザインが、ロシアのソーシャルネットワーク、ルーネットユーザーの間に騒動を巻き起こしている。空を飛ぶ熊に注目が集まったためだろう。

インターネットユーザーたちがハバロフスク空港(ロシア極東の国際ハブ空港 [1] ) の新しいロゴを偶然見つけた。 空港の official 公式ウェブサイト [2]には新デザインやロゴの改訂の情報はなかったが、 ホッケーチャンピオンシップウェブサイト [3]のスポンサーの中に新しいロゴを見つけ出したユーザーがいたのだ。ロゴの中央に青い空を舞う白い熊。一度目にしたら、見過ごすことは難しいだろう。

ハバロフスク空港の公式ロゴ。冗談だろ。

ルーネットユーザーはいつものように反応した。

当然だ。

動物が国そのものを連想させることがあるように、ロシア人にとって熊はロシアのイメージそのものだ。だから、新しいロゴに関する画像のバリエーション [8] が尽きないのは無理もないことだろう。

"Watch out!"

「危ない!」

予想通り、最初のフォトショップ画像は、ロシア帽、バラライカ、そして、そう、ウォッカのようなロシア文化の象徴ともいえる型通りのアイテムを用いたものだ。 
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ウォッカのテーマは特に人気だ。 
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"The Khabarovsk Duty Free."

「ハバロフスク免税店」

フィギュアスケートやハバロフスクサーカスを思わせる運動競技をテーマにしたものもある。 
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Khabarovsk Circus.

「ハバロフスクサーカス」

もちろん、おなじみのネット画像も繰り返しエントリーしている。 
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下の少し違うバージョンのロゴは、タゲスタン共和国のマハチカラ空港のものである。2頭の熊が民族舞踊であるレズギンカを踊っている。ロシア人は、北カフカス人(北コーカサス人)に対する怒りを、彼らの民族舞踊への敵意として表すことが多い。つまり、両者の文化の違いや、ロシア人が騒がしい公序を乱す邪魔なものとみなしているものを、レズギンカが象徴しているとロシア人は考えるからである。(皮肉にも、ロシア人も人前で歌ったり、折に触れて踊ったりするのが大好きである)。

ロシアのソーシャルネットワークでは新しいロゴを馬鹿にする風潮が優勢ではあるが、実際新しいロゴを魅力的だと思ったユーザーもいる。この熊のロゴが、空港が期待する宣伝効果をもたらすことだろう。

誰が何と言おうと、私はハバロフスク空港のロゴが大好き。クマがカワイイし、空だって飛べるのよ。クマから手を離しなさい。

校正: Motoko Saito [13],Izumi Mihashi [14]