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かわいいマスコットキャラクター! 中国の公共マナー向上に努める!

Image from Wikipedia

フーワー。ウィキペディアからの画像。

以下の記事は、Christina Xuによる「マスコット、世界一かわいい警察」を再編したものです。当初、この記事はブログ「88 Bar」で公表されたもので、コンテンツ共有の合意のもとにグローバル・ボイスに転載しています。

2008年の北京オリンピック開催に至るまでの数年の間に、オリンピックの公式マスコット「フーワー(注1)」は、至る所で見られるようになった。例えば、広告掲示板やテレビCMでの使用、またぬいぐるみとしての利用、さらに、中国国内のショッピングモールや空港では小さなシンボル像として設置された。
(注1)「フーワー」は、「福娃」と書き、中国では「幸福をもたらす人形」を表す。

その時から、一般公募を通してデザインされた、人の形に似せたとてもかわいいマスコットがブームになった。これらのマスコットは、しばしばキャラクター商品や写真に用いられるとともに、「気品」のある振る舞いとはどのようなものかを啓発するためにもよく使われた。

「天天(注2)」は「明るい国境検問所」と銘打ったキャンペーンの公式マスコットである。このキャンペーンは、中国政府のいくつかの省庁間の協力と努力の賜物であり、中国の出入国管理をより親しみやすいものに改革しようとするものである。
(注2)「天天」は中国では「毎日」を表わす。

A TianTian poster in the immigration line at Shanghai Pudong. Photo by Christina Xu

上海浦東国際空港の入国管理所の通路に見られる天天のポスター。Christina Xuによる写真

入国管理エリア周辺のポスター(や空港近くの広告)において、「天天」は観光客を出迎え、「親切で待ち時間の少ないプロ」のサービスを提供することを約束している。2012年の年間を通して実施したキャンペーン促進のためのプレスリリースにおいて、「天天」は子供に向けた呼び物的存在となった。

TianTian on a billboard near Shanghai Pudong airport. Photo by Christina Xu

上海浦東国際空港近くの「天天」の広告。Christina Xuによる写真

「畅畅」は、2009年の3ヶ月間にわたるコンテストの後に、上海軌道交通の公式マスコットとして選ばれ、駅ごとにあるポスターやビデオに登場したのである。そして、乗車マナーの向上を訴え、マナーの悪い乗客には警告を与えた。また、利用客の多い売店におけるマナーについても同様のことを行った。

A Chang Chang toy poses with fan letters and next to a safety sign normally posted near the track that reads “For your personal safety and convenience, please don’t loiter here during high traffic areas.” Image from SHMetro.

「畅畅」のぬいぐるみがファンレターと一緒にポーズをとっている。その隣には、線路の近くでよく見られる安全標語が掲示されている。標語には「交通量の多いこの付近では、自分の安全を守り、皆の邪魔にならないように、きびきびと歩こう」と書かれている。
上海メトロからの画像

天天と畅畅は、これといった特徴のないインフラのマスコットとなり、国民を啓発するキャラクターとしての存在意義をますます強くしている。私は旅行中、消防署、銀行、ショッピングモールや空港といった多数の公共施設で、天天と畅畅を見かけた。この二つのマスコットは元々は、ウェブサイトやソーシャルメディアで使用するよりむしろ、人形、公共広告のキャラクター、商品、およびポスターや広告バナーなどとして、市中で利用するために作られたようだ。

天天と畅畅の演じるビデオやポスターは、国民に気づきを促す一連のキャンペーンで使用されている。このキャンペーンは、市民がどのように行動すればよいのか手本を示し、また公共のマナーについての新しい規範を普及させることを目的としている。特に、都市部への新しい移住者を対象にして、彼らが初めて街の公共スペースを使うときの模範を示そうとしている。

天天と畅畅は、以下の規範を守るよう訴えている。つまり「電車のホームでは白線の外側に出ないこと」「水道水を節約すること」「屋内でタバコを吸わないこと」「きちんと列に並ぶこと」といったようなことだ。このマスコットを使用することで、特に若い世代に向けて、視覚的に訴える力が増し、規範に対する親しみが増すこととなる。また、天天と畅畅は現代中国の視覚的な言語の特徴を示すだけでなく、ソフトな国民規制手段となり、マスコット的な存在となっている。

校正:Masato Kaneko