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メキシコにも奴隷はいる? ~深い傷を負った女性の物語~

奴隷として働かされ、虐待を受けた若いメキシコ人女性の傷痕。

奴隷として働かされ、虐待を受けた若いメキシコ人女性の傷痕。YouTubeの投稿動画からのスクリーンショット。(訳注:2015年8月24日現在、この動画は閲覧できなくなっています)

閲覧注意:この記事には、衝撃的な映像が含まれています。

被害女性は自らをスンドゥリと名乗っている。「美しい少女」を意味する日本語だと、彼女が思っているからだ。彼女は22歳になる女性だが、15歳にも満たないように見える。この事件によって、メキシコ全土に衝撃が走った。彼女の話を耳にした人は、例外なくショックを受けた。スンドゥリさんは約2年間、メキシコのとある家庭の奴隷となっていた。その一家は彼女を飲まず食わずの状態で監禁し、殴るなどの虐待を加えて言うことをきかせていた。このような虐待は日々くり返されていたという。
(訳注:実際には別の名で呼ばれていたが、彼女はスンドゥリと呼ばれることを望んだ。スンドゥリは日系の友人の名前)。

彼女は、監禁者の手からなんとか逃げおおせた。加害者はすでに拘留中の、ホセ・ド・ヘスス・サンチェス・ベラ、レティシア・モリーナ・オチョアとファーニ・モリーナ・オチョアの姉妹、そして、イベット・ヘルナンデス・モリーナとジャネット・ヘルナンデス・モリーナの姉妹である。

スンドゥリさんは、非常に辛い子ども時代のことから話を始めている。彼女にとっては、できれば思い出したくない話だ。彼女は家を飛び出し、友人の母親に仕事を探してくれるよう頼んだ。最初の話では、かなり良心的な労働条件の、いい勤め先だった。家族経営のドライクリーニング店で、服のアイロンがけをするという契約だった。彼女は勤務を続けていたが、恋をすると仕事をやめてしまった。だが2年後に破局すると戻って来て、復職させてくれるように頼んだ。労働条件は以前より厳しくなったが、彼女はこれを受け入れた。

仕事量が増えるごとに疲労は強くなり、その結果、彼女がアイロンをかけることになっていた衣類を一部だめにしてしまうこともあった。破損した衣類の弁償金は給料から差し引くと店主は言ったが、それは店主が一方的に独断で決めた金額だった。最終的には借金がふくらみ、給料の支払いがぱったりと止まってしまった。スンドゥリさんは一度逃げ出そうとしたが見つかってしまい、泥棒として訴えると脅された。

彼女が「仕事」に戻ると、虐待によるひどい苦しみが始まった。鎖につながれたせいで長時間腰を下ろしていることもできず、休憩なしで衣類にアイロンをかけなければならなかった。食事を与えられない日もあった。スンドゥリさんはやむにやまれず、衣服にかけてあったビニールまで口にした。つながれていた鎖が短くてトイレに行けなかったため、ビニール袋を使って用を足さなければならなかった。クリーニング店にいた5人全員が暴行に関わっていたが、最も激しく暴力を加えたのはレティシア・モニカ・オチョアだった。スンドゥリさんは、かつては彼女を「ママ」と呼ぶこともあったという。

Repretelというウェブサイトでは、若い女性の窮状を記している。(訳注:2015年8月15日現在、このページは http://www.repretel.com/上に存在していません)

“Me llegaba a golpear con palos, fierros, con lo primero que pudiera estar en sus manos”. asegura Zunduri.
“Habia dias que no dormia, nada, me obligaba a mantenerme despierta para seguir trabajando”.
El maltrato le provoco severos danos. Zunduri cumplira 23 anos el proximo mes aunque su cuerpo es como el de una adolescente de 14.
Pero los examenes medicos determinaron que sus organos tienen el mismo desgaste de una persona de 81 anos.

“スンドゥリさんはこう主張している。「店主は木や鉄の棒で私を打ちすえました。手近にあるものなら何でも使って殴ったんです。全く眠らせてもらえなかった日も何日かありました。一睡もしないで働かされたんです」彼女はこの虐待によって傷を負い、長期療養が必要となった。スンドゥリさんの肉体は14歳のティーンエイジャーのように見えるが、来月で23歳になる。しかし健康診断の結果、臓器が81歳の女性並にぼろぼろになっていることがわかった。

労働・社会保護大臣アルフォンソ・ナバレテ・プリダが指摘するのは、これは労働搾取ではないということだ。誘拐された人間を酷使するという意味の誘拐、つまり不当な監禁に当たるというのだ。これは、懲役70年が課せられる犯罪だ。

ツイッター上では、スンドゥリさんがマスコミに対して発信しているアカウントに、人々が写真や映像を投稿している。(閲覧注意:衝撃的な映像が以下に表示されます)

スンドゥリさんの裁判事例:若い女性を奴隷として働かせた罪に対し、最高70年の禁固刑が課された。

この話を読めば、心がひどく痛むだろう。メキシコ人家族に2年の間奴隷として働かされていた女性、スンドゥリさんの話だ。(デイリー・メール・オンライン)

奴隷にされた女性は2年の間虐待を受け、首を鎖で机につながれていた。

閲覧注意(衝撃的な内容になっています):スンドゥリさん(22歳)の画像だ。彼女はメキシコシティにあるクリーニング店で1日12時間労働を強制され、休けいしようとすると殴られた。

非常にショッキングなことだが、この事件はまだ終わったわけではない。BBC:メキシコシティのクリーニング店で奴隷として扱われたスンドゥリさんの切実な証言。

メキシコ司法長官は、スンドゥリさんの母親を探している。スンドゥリさんとは、メキシコシティにあるクリーニング店で奴隷のように働かされていた若い女性のことだ。

またしても、メキシコには人権が存在しないと露呈したことになる。

「私が流した涙の分だけ、賠償がなされますように」これは、スンドゥリさんがメキシコ連邦政府に対して求めていることだ。(メキシコ:エル・ユニバーサル)

残念なことに、このような事件はスンドゥリさんの例に限ったことではない。世界奴隷指数2014によれば、現在メキシコで奴隷として扱われている人の数は26万6900人と推定され、世界第111位であるという。この数字はラテンアメリカでは最高位となる。

パブリメトロというウェブサイトでは最近、メキシコで起こった同様の事件2件についての概要が公開された。

校正:Moegi Tanaka