台風24号、フィリピンの穀倉地帯に直撃し甚大な被害!

フィリピン北部を直撃した台風24号の進路。写真:@govph

フィリピン北部を直撃した台風24号の進路。写真:@govph

台風24号がフィリピン北部を直撃し、フィリピン最大の島、ルソン島にある6つの地域に住む約30万人に影響がでた。

台風24号の影響で複数の地域に強い雨が降り、複数の地域に甚大な洪水被害が出た。また、ルソン島の首都マニラや主要地方都市向けの食物を栽培しているカガヤン・バレー地方の農作物に多大な被害が及んだ。

さらに、台風24号が多くの地域に通信障害を引き起こしたため、目撃者は写真や映像、その他の情報など台風の威力を示す情報を遠隔地に伝えることができず、メディアの対応が遅れた。このような問題があったものの、#LandoPH のハッシュタグを追えば甚大な地域を受けた地域の洪水の状況は救援情報がよくわかる。

下記に被害の状況を示したツイートを紹介する。

オーロラ州カシグラン市は特に重大な被害を受けた。

台風24号によって倒壊した住宅街(オーロラ州カシグラン市)

台風24号によって破壊された病院(オーロラ州カシグラン市)

水田や田畑にも大きな被害が及び、数ヶ月前からひどい干ばつで苦しんでいた農家には二重の悲劇であった。

カガヤン州ツゲカラオ市のビフォーアフター #LandoPH

イザベラ州サンティエゴの農家は台風の被害を受けた農作物をできる限り回収すると言っている。

農家の代表を務めるアントニオ・フローレスは政府に迅速な支援を要請した

ひどい災難にあった農家をすぐに助けるため、台風の被害を受けた地域に対し、借地料・土地購入時の分割支払金を猶予し、用水路使用代を免除して負担を軽減する必要がある。また、生産費用の回収のため、食糧局は湿ったもみも乾いたもみも等級に関係なく買い取るべきだ。同様に、政府は次の生産時期まで補償を延長すべきだ。

洪水はルソン島北部のカガヤン州にまで広がっている。

ドローンが撮影したトゥゲガラオ市の洪水の様子

カガヤン州ツゲカラオ市のビフォーアフター #LandoPH @cnnphilippines #Koppu (写真:Al Espaldon)

台風24号は首都マニラにも被害を出した。マニラ東部の郊外にあるマリキナ市ではマリキナ川の水位が上昇したため避難生活を送る人も見られる。

台風24号の被害により、85世帯390名の住人がバランガイ市内のブルッグレイ体育館に避難している。(マランディ マリキナ市)

校正:Izumi Mihashi

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