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水がほしくてたまらない?サンパウロの干ばつのネット特集はいかが

サンパウロの深刻な水不足問題を取り上げたブラジルの自主作成ネット特集である”Volume Vivo”(生きた水量)は、世界屈指の大都市であり、最も混乱している都市のひとつでもあるサンパウロの裏側を追求している。

この特集は、1年以上も前にサンパウロに打撃を与え、今だ終わる兆候の見えない深刻な水不足の様々な面を取り上げている。さらに、サンパウロの水管理の背景にある政治問題や、水を枯れることのない資源とみなす人々の幻想など、サンパウロの困難な状況の全体像を伝えている。また、専門家や市民や大災害の影響を受けた農民へのインタビューなど膨大なデータも扱っている。

特集の題名は、サンパウロの住民の大半が去年耳にした “dead volume” (死んだ水量)という表現とかけて言葉遊びをしたものだ。いわゆる「死んだ」貯水池では、湖の底に水が少し残っているだけだ。しかも、たいていの場合飲むと危険な水である。サンパウロの水道事業を営むサンパウロ州水道公社は、これらの貯水池が干上がり始めた時から、周辺各地の水源から水をかき集めてきた。

サンパウロ市の半分に水を供給するカンタレリアシステムは、2014年以降、最低の供給量で稼働している。 Photo: Demotix

サンパウロ市の半分に水を供給するカンタレリアシステムは、2014年以降、最低の供給量で稼働している。 Photo: Demotix

Volume Vivo の公式サイトには、「この水不足問題は、ブラジルで最も人口の多い地域で生命に必須の資源である水の使い方を見直すよい機会だ」と書かれている。

この特集は若いブラジル人映画監督がクラウドファンディングですべての資金を調達して作成したものだ。2009年に彼は、サンパウロの都市化の歴史と、サンパウロを流れる川とサンパウロの間の関係を語るドキュメンタリー「Entre Rios(川の間で)」を作成し、称賛された。

これまでに2話公開されている。第1話の題名は「危機の否定」であり、2014年の深刻な水問題を選挙前の政治的混乱をさけるためサンパウロ州政府が軽視した経緯を伝えている。第2話 「内部の水」は、都市自体に流れる川を汚染し続ける一方で、ますます遠方から水を集めようとする管理戦略の奇妙な論理をあらわにしている。

今のところ、最初のエピソードだけは、英語の字幕が付いている。

校正:Izumi Mihashi