(原文掲載日は2014年10月28日です。記事中のリンク先は英語または中国語です)
2014年10月25日、台湾LGBTプライドパレードにおよそ7万人が参加した。パレードは性的嗜好や性別認識の多様性をたたえ、世間に理解を求めるためのものである。
参加者数は2003年の第1回以来、過去最多となった。台湾プライドパレードは近年アジア最大の規模となり、海外からも多くの参加者を呼び込んでいる。
2014年のパレードは「クィアズ・シューズで歩こう」をテーマに掲げ、身体障害者、HIV陽性者、性労働者等、社会的に除外されたLGBTコミュニティの声に焦点を当てた。(訳注:クィアには「風変わりな」「同性愛者の」という意味がある)
参加者の多くは同性婚合法化への支持を表明した。台湾伴侶権益推進連盟は2012年に平等結婚法案を立法院に提出。2013年10月25日、法案は議会の第1読会を通過したが、多数の同性婚反対派の動員を受け立法は見送られた。
同性愛者の権利向上を目指す活動家たちは、議員に法案検討を再開するよう今年10月上旬から働きかけ、10月16日に公聴会が行われた。今年のプライドパレードには多くのLGBTコミュニティのカップルが参加し、自らの経験や希望を周囲と分かち合った。
以下、パレードの画像をいくつか紹介する。