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カトマンズの芸術家、ネパール地震の苦難をアートで表現

Trail of Liberation. Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「解放の痕跡(Trail of Liberation)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

5か月近く続いたインドによる非公式の国境閉鎖が解除され物事が少しずつ沈静化しつつあるカトマンズではあるが、住民からは安堵(あんど)の表情は見られなかった。主要な品物を積んだインドからのトラック数千台が両国間の国境で足止めを食らっていたため、ネパールでは去年の2015年9月から主要な燃料と支給品不足が深刻化していた。

人災、そして料理用ガスを含む必需品の闇市場取引から来る混乱により、人々は依然として不足感に苛(さいな)まれている。

カトマンズ出身の独学アーティスト、ミュージシャンであるアシム・シャーキャはこの状況をいくつかの作品中で描いた。下にある作品「圧力の下で(Pressurized)」では、国境閉鎖中にネパールの人たちが経験した緊張感を描き出している。

Pressurized. Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「圧力の下で(Pressurized)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

彼の作品「全滅(Annihilation)」では、不足している料理用ガスの闇市の様子を表現した。

Annihilation. Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「全滅(Annihilation)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

別の作品、「抽出(E X T R A C T I O N)」には闇市と国境閉鎖という、危機の一側面とその結果が表されている。

E X T R A C T I O N . Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「抽出(E X T R A C T I O N)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

非公式の国境閉鎖からくる燃料の不足により、人々は料理や水のくみ上げ、そしてその他の日常的に必要な作業を行うために電気を使うようになり、500を超える変圧器が増加する不可に耐え切れず国中で爆発している。

シャーキャはこの出来事を描くのに「爆発寸前の被災地(Explosive Aftermath)」という作品を作り上げた。

Explosive Aftermath. Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「爆発寸前の被災地(Explosive Aftermath)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

シャーキャはフェイスブックの投稿の中で、「爆発寸前の被災地(Explosive Aftermath)」の背後にあるコンセプトについて詳細に説明した

This symbolizes the recent issue of exploding Transformers due to overload of electricity. The transformer poles are levitating itself for the people as it[‘]s no longer safe to be on the ground proving its smarter than most of the officials here. Though this is the main theme behind this work, everyone may relate it to your respective Interpretations and feelings. Thank you.

これは、使用電力オーバーによる変圧器の爆発という、最近の問題を象徴する作品である。変圧器を支える電柱は、地上にあっては人々に危険が及ぶため、自ら宙に浮き上がっている。ネパールのおおかたの役人よりも、電柱の方が賢いことを示しているのだ。これが作品に隠された主要なテーマではあるが、個々人が自分の解釈や感性でこの作品をとらえてくれたら幸いだ。

彼の作品「崩壊に取り囲まれて(Breakdown I E N C L O S E D)」では、9000人近い死者を出した地震が発生した2015年4月のカトマンズの状態を力強く描き出している。

Breakdown I E N C L O S E D . Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「崩壊に取り囲まれて(Breakdown I E N C L O S E D)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

ス・バッシュはこの作品のついての自身の感想をフェイスブック上にアップした:

For me this depicts the black day, the day when earthquake struck. The world came crashing in. This is a powerful image.

僕にとってこの作品は暗黒の日を表している。地震が起きた日。世界が崩れ落ちてきた日。この作品は説得力のあるイメージだと思う。

シャーキャは何も作品中で欠乏や混沌(こんとん)、破壊にのみ焦点を当てているわけではない。彼はまたネパールに満ちあふれている希望や調和といったものも描き出す。

「甘い音色の住居(Mellow Dwellings)」では一列に並んだ家々がバンドの中の楽器として描き出されている。シャーキャはフェイスブックでこう説明した。

“Mellow Dwellings “
Souls of triumphant comes over these houses where Music dwells in every walk and gestures as I pass the melodies of my path. A lone house may chant some notes but it's the community that composes a “Harmony” .

「甘い音色の住居(Mellow Dwellings)」
道すがら音楽が聞こえてくる中、踏みしめる一歩一歩、身振りの一つ一つにも音楽が宿るこれらの家々には、意気揚々とした精神が満ちている。1軒の家でも旋律を少々奏でることはできるかもしれないが、「ハーモニー」を生み出すのはコミュニティーなのだ。

Mellow Dwellings. Artwork by Ashim Shakya. Used with permission.

「甘い音色の住居(Mellow Dwellings)」アシム・シャーキャ作。転載許可済み

フェイスブックユーザー、マンジマ・シャルマはこうコメントした。

Amazing imagination. If the houses were constructed to reflect the sketch , it could have been a world landmark. Wonderfully done.

素晴らしい想像力である。スケッチのような家が建設されたら、それは世界でも有名な建物となるだろう。良くできた作品だ。