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インドの寺院:4世紀続いた女人禁制の因習がついに破られる

Screenshot from video

​性差別はインドの因習となっている(動画からのキャプチャ)

​世界中の数ある宗教の歴史の中で、女性は月経を経験するため慣習的に不浄なものと見なされてきた。この認識により女性は何世紀にも渡って宗教的な場へ足を踏み入れることを禁じられていた。​​今インドでは、女性たちが何世紀にもわたって続いてきた女性の権利を制限する古い​因習の打破に立ち向かっている。

​マハーラーシュトラ州​​アフマドナガル県にある​​シャニ・シングナプール寺院では、女性が足を踏み入れることを4世紀もの間禁じてきた。2015年11月28日、一人の女性が寺院内部の聖域と呼ばれる場所に祈祷の為に入ったところ、シングナプールの村人たちは激怒しその日の営業を取り止めた。7人の警備員は解雇され、増設された監視カメラによって警備はより強化された。そして寺院に居た人々には女性を中に入れない様、より一層の警戒をするようにとの​通告が出された。

その後、男女同権活動家のトゥルプティ​・​デサイに率いられたブフマタ​・マヒラ​・​ブリゲード(​訳注:ムンバイを拠点に活動する社会活動家組織)の活動家たちがシングナプール寺院に入ろうと試みたところ、寺院側にこれを拒否された。この問題は4月1日にボンベイの高等法院に​提訴される事態に発展し、​下記の判決が下された

Those who prevent women from entering the places of worship should be arrested….they face six months jail under the Act.

女性を崇拝の場から排除した者は逮捕され[中略]法のもと6ヶ月間拘置される。

​この判決を受けて2016年4月8日、シャニ​・​シングナプール寺院はこれまでの女人禁制の令を解いた。しかしながら、インドには依然として女性の立ち入りを禁じる寺院が数多く残っている。

​例えばマハーラーシュトラ州プネー県の​​ヴェール村にあるマスコバ寺院は裁判所命令が出された後もなお、女性が内部の聖域へ立ち入ることを禁じている。​​​ ビデオボランティア​(訳注​:​​インドを拠点に活動する国際的メディア団体)の特派員ロヒニ​・​パワールはこれに対し行動を起こそうと決心した。

​無神論者で女性権利の熱心な提唱者であるロヒニは、この問題​について​まずはヴェール村​民と共に話し合った。そして次に寺院当局と​話し合った​。

​ビデオの中で、ロヒニは「もし私たち人間が皆、平等の権利と自由を持っているとしたら、なぜ女性にだけこのような制限があるのでしょう」と 問いかけた

​彼女は​ヴェール村​の女性​たち​と話し、今まで一度も彼女たちがこの​因習​に対し声を上げていなかったのは​昔から続く因習を破ることによって起こる​反発​を恐れているからだと気づいた。

​地元のNGOの力を借りて、彼女はマスコバ寺院当局への嘆願書を提出した。

​寺院当局は嘆願書の趣旨を尊重し、長い議論の末、女性が内部の聖域へ入ることを許可した。そして​4月13日、地元の女性が長く続いた因習をついに断ち切り寺院へと足を踏み入れた。

​シャニ​・​シングナプール寺院やサバリマラ寺院といったヒンドゥー教寺院に加え、ムンバイにあるムスリム教の聖地ハッジ・​アリー廟でも長きにわたって女性の入場を慣習的に禁じてきた。インドの最高裁判所は​10​月​24​日、長い法廷闘争の末に女性にも男性と等しくハッジ​・​アリー廟の聖域への立ち入りを認める判決を言い渡した。女性活動家のグループが最終的に廟の中へ入ることが出来たのはつい一ヶ月前のことである。

​素晴らしいニュース! 女性たちはインドにある全ての宗教施設に入ることを許されるべ​​き。霊廟も寺院もよ

インディア・トゥデイ(訳注:インドの週刊誌):ハッジ​・​アリーが女性へ扉を開き、パドゥマナバスワミィ寺院は服装規定を緩めた。

こうした司法判断は、ロヒニなどの女性活動家たちが地に着いた変革を推進し続ける間、聖地における性差別​撤廃​運動に対して法的根拠を与えることとなった。​

しかし次のツイートが表すように、彼女たちの先にはまだ長い道のりが残されている。

インド(#India)で最も教育水準の高い州の高等法院が、女性(#women)は寺院に入る際に寺院の服装規定に沿った格好をすることを命令。

ビデオボランティアはインドを拠点に活動する国際的コミュニティメディア団体で数々の賞を受賞しており、グローバル・ボイスとはコンテンツ共有パートナーである。
校正:Masato Kaneko