[1]チキンヤッサ。カリモヴィッチさんより使用許可済み。
アフリカ人コミュニティはパリでは活動的な集団である。また豊富なアフリカ料理を提供してくれるグルメレストランが広がりをなしているので、他の都市に出かける必要はないほどだ。今後数か月にわたりグローバル・ボイスは、ネイティブのクチコミだけでなく初めて見つけたアフリカ料理も試食し、パリでベストなレストランを紹介する。
まず私たちはパリで一番人気のレストランへ行き、シェフ特製の料理を試そうと思う。面倒なことはせず正真正銘のアフリカ料理を体験するために、パリでベストなレストランを下記にリストアップした。
セネガル料理はパリ11区にある「ル・ワリ＝ファイ」で。
ワリ＝ファイ [2] は、セネガル料理の典型と言われる料理を出し、「テランガ」（おもてなし料理）として有名です。このアットホームな雰囲気で、アクラ、マフェ、チェブ、ヤッサ、ンドールなど、バラエティに富む伝統的な西アフリカ料理に出会えるであろう。
セネガル出身のブロガージェ・S [3]さんのコメント [4]
Installés rapidement, on découvre le cadre très agréable, ambiance tamisée, un bar central , des miroirs en pied, pas de déco tape à l'oeil. Ça commence bien!
J'ai craqué pour un soya en entrée (3 brochettes de boeuf mariné et chapelure de semoule de manioc) c'était délicieux avec sa sauce moutarde à côté, j'ai pu aussi goûter les pastels poissons ainsi que l'alloco , bien mûres et sucrées.
店内の雰囲気にすぐなれて、心地がいいと感じます。
落ち着いた照明に、中央にはバー、スタンドミラー、 派手すぎないデコレーション。すべり出しも順調！前菜のソヤ（牛串3つとキャッ サバ・セモリナにブレッドクラム）のマスタード添えが、 とてもおいしくて、すっかり気に入ってしまいました。他にも魚料理だけでなく熟した甘いフルーツ、 アロコも食べました。
カメルーン料理は、モントルイユの 「リオ・ダス・カマラオス」で。
ンドールは、新鮮なピーナッツと、とても苦いほうれん草をソースにしてビーフ添えた料理。riodos.frから引用。
15年前に、アレクサンドルさんとヴィッキー・ベラ・
la Cuisine d’Afrique Noire est absente du paysage culinaire mondial. Nous sommes encore nombreux et cela quelque soit la couleur de notre peau, à croire que le meilleur et authentique mafé ne se mange qu’au Mali…Pour moi, la cuisine est comme la musique : une partition musicale peut s’interpréter par n’importe quel musicien de mille et une façons.
世界中の食卓に、ブラックアフリカ料理が並んだ光景を見たことがない。肌の色はさておき私たちの多くはいまだに、ベストな本場のマフェはマリだけでしか見つからないと信じている。私にとって料理は音楽みたいなものだよね。だって楽譜はミュージシャンに多種多様な方法で作り変えられるだろ。
ンドーレは、リオで提供しているカメルーン料理である。ヤウンデ出身のミ・クボウさんは、この場所を特に気に入っている理由 [5]を語っている。
J'ai retrouvé les goûts typiques de la cuisine africaine déjà dégustée en Cote d'Ivoire et au Sénégal, avec la même variété de plats.En plus, accueil très chaleureux de la propriétaire des lieux. Le Ndolé, servi avec des plantains [6] frits, est excellent.
昔ながらのアフリカ料理の味を思い出しました。まさにアイボリーコーストとセネガルで、食べ親しんでいた料理と同じだったんです。さらに、この店のオーナーさんがとても感じのいい人でした。バナナチップスを添えたンドーレも最高でした。
ニジェール料理は、パリ11区の「アフリカン・キッチン・パリ」へ。
フランスのニジェール・ラウンジレストランは、パリの中心にあります。そのアフリカン・キッチン・パリ [7]は、2012年2月1日にオープンしました。ニジェール料理は、海外ではあまり評判がよくありません。しかしこのレストランは、そのイメージを変えようとしています。シルヴィ・Dさん [8]はニジェールの料理スタイルに詳しくありませんでしたが、それまでニジェール料理のスタイルをあまり知らなかった彼女も、意外な美味しさにびっくり。
C'est vraiment dépaysant. Des plats classés par sauce, avec le choix des viandes: poulet, boeuf, mais aussi tripes, pied de boeuf et chèvre.
J'ai testé une sauce à base d'épinards et crevettes, avec de la chèvre: un régal.
これは本当にユニークですね。料理は肉のチョイスによってソースが違います。チキンやビーフだけでなくモツ、そして牛とヤギのそれぞれの足を使います。私はエビとヤギの足を選びほうれん草ソースで食べましたが、本格的な味でした。
マリ料理なら、サン・トゥアンの「ル・スナック・ド・バマコ」で。
紹介した他のレストランと違い、スナック・バマコ [9]は、ファーストフード店のような外観である。そこでママ・ビントウさんが笑顔で出迎えてくれる。マリや西アフリカ全土からの伝統料理を、手頃な価格で提供してくれる。メニューは、マフェ、チェブ、ヤッサ、ブリーク、グリルドチキン、アロコである。
マダガスカル料理は、モンルージュの「ル・レミュリアン」へ。
ポルト・ドルレアンから歩いて5分のところに、この 小さなレストラン [10]がある。ここではワオキツネザルだけでなく、パリであまり知られていないマダガスカル島の料理も長年愛してやまない。
ペギー・D [11]さんは大ファンだった。
Le poisson au Coco était bon juste épicé comme il faut. La tarte coco qui est plutôt un financier coco avec une boule de glace coco pas mal du tout. Accueil sympathique. J'y retournerais pour goûter un rougail saucisses.
ココナッツフィッシュと程よいスパイスが絶妙でした。ココナッツパイはどちらかというとアイスボールを添えたフィナンシェに近く、味は悪くなかったです。オーナーは、フレンドリーに出迎えてくれました。次回はソーセージのルゲルを目当てに行きます。
Les odeurs, des sons malgaches, des éléments de décors captivants. Pour une soirée en amoureux ou avec des amis. Le lieu se prête à sortir d'un cadre “usine” où tout le monde court et où vous n'êtes qu'un “client”. On en oublie le temps qui passe. Points positifs : Nourriture excellente, les vrais saveurs authentiques des plats malgaches.
マダガスカルの匂いと響きを感じられ、魅惑的な装飾でした。ロマンチックな場面での食事や友達とのディナー向けだと思いました。ここは「創造の場」というセッティングが似合います。店では誰もが平等で、あなたもただの「お客さん」ではありません。この場にいると、簡単に時間を忘れてしまいます。すばらしい料理と、正真正銘のマダガスカルの風味を味わえるのが美点です。
次回のルポでは、アフリカン・ディアスポラのメンバーが残した、各レストランのレビューをさらに詳しく紹介する。