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「東北でよかった」 政治家の不謹慎な言辞がツイッター上でポジティブな意味に生まれ変わった

tohoku japan

東北新幹線。写真:squeuelさんの提供(Flickrより) Attribution 2.0 Generic (CC BY 2.0)

各メディアに「失言」と報道されてしまった閣僚の無神経な発言でその閣僚が辞任に追い込まれたのはもとより、この失言に使われた言葉が、東北地方を応援するツイッターのハッシュタグとしてちょっとした流行を呼んでいる。

報道によると、2017年4月25日(火)に当時東北復興大臣だった今村雅弘氏が、2011年の地震に伴う津波が襲ったのは東京のような人口の密集地域ではなく「東北だったから良かった」と発言した。氏が、巨大地震、津波、原子力事故の強大な痛手から東北地方を復興させる国務を担う立場だっただけに、人々はことさらにいらだち、この発言に対して猛烈な批判が巻き起こった。

4月上旬にも今村氏は、福島原発事故で現在も県外に自主避難している人たちに対して、いいかげん福島に戻ってくるべきだという批判的な発言をして、ちょっとした物議をかもしていた。つづく記者会見の中でもこの発言を追求した記者を恫喝した。先の、東北で良かった発言が決め手となって辞任を余儀なくされた。

これが、2011年の大地震にまつわる発言の挙げ句に辞任することになった、日本の国務大臣

今村発言の「東北だったから良かった」を逆手にとった #東北でよかった が好意的なハッシュタグとしてツイッター上で旋風を巻き起こした。

以前から永田町のエリートから軽んじられ、見下されてきた東北だが、2011年3月の「東日本大震災」の後、その傾向はさらに強まった。それにもめげず東北の住民たちは、東北を誇りに思い、ふるさとの写真や地元に関するコメントを発信している。

ところが、万人が#東北でよかったハッシュタグに共感しているかというとそうでもない。中には著名メディアがこのハッシュタグをめぐり、特別にもてはやすことに対して冷ややかなツイッターユーザーたちもいる。

もちろん、ツイートがどれだけ政策に影響するかといえば微々たるものだろう。

これは最近のツイートだが、2011年の東日本大震災よりも以前から東北地方が直面していた課題を象徴しているかのよう。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ

上のツイートは、日本でとても有名な詩『雨ニモマケズ』にヒントを得たものだ。『雨ニモマケズ』の著者である宮沢賢治は岩手県の出身で詩人であり社会運動家。宮沢は100年以上も前、東北のほとんどの地域が貧困に孤立した時代に生まれ育ち、農業を学び、教べんを執り、詩や童話を書いた。そして、苦境から立ち直ろうとする東北の民を応援する意を込めて、『雨ニモマケズ』の締めくくりに、こう記している。

He weeps at the time of drought
He plods about at a loss during the cold summer
Everybody calls him ‘blockhead’
No one sings his praises
Or takes him to heart

That is the sort of person
I want to be

ヒドリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

 

校正:Masato Kaneko

 

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