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グアテマラ:正義の声に、世界の画家が団結

(原文掲載日は2017年5月16日です。また、リンク先には日本語以外のページも含まれます)

「オガール・セグーロ」事件で亡くなったインディラ・ハリサ・ペリコ・オレリャナ(享年17歳)の肖像画。メキシコの画家クラウディア・ナヴァーロ作。使用許可取得済

2017年3月の国際女性デーは、グアテマラにとって悲劇の日となってしまった。この日、グアテマラシティー近郊の公営児童養護施設で、41人の少女たちが火災によって死亡した。少女たちは、施設で受けていた虐待から逃げ出そうとした罰で部屋に監禁されていて、何人かが解放を訴え火をつけたのだという。しかし、警備は扉を開けなかった。

この施設内では、体罰やひどい虐待など多くの犯罪が行われていたとして、現在捜査が続いている。しかし、この少女たちは未成年で、国の保護監督の下にあったという事実には変わりはない。グアテマラでは「オガール・セグーロ(安全な家)」事件と呼ばれている惨事から2か月、政府の対応は遅く、被害者や遺族への説明責任や賠償金については内密に進めているようだ。

この状況に、グアテマラの市民団体のメンバーが立ち上がった。5月15日、ハッシュタグ#NosDuelen56(56人の苦しみと共に)による国際キャンペーンを開始。参加者は、今回の火災で死傷した少女56人の肖像画をシェアしている。この肖像画は世界中のアーティストたちが制作したもので、グアテマラ政府に行動を促すことが目的だ。

画像内の文:私の心の中にあなたの名前は焼きついている

ツイート文:オガール・セグーロ事件が起こったとき、ヨアナ・デシレ・クイ・ウリサールは15歳だった。作:バク・エストラダ(グアテマラ)#NosDuelen56

画像内の文:#NosDuelen56 少女たちへの国際的な行動

ツイート文:68以上のウェブメディアやラジオ、テレビ局が、少女たちのためのグローバルアクションに参加している。

6か国から56人の画家が#NosDuelen56キャンペーンに参加し、被害にあった少女たちの肖像画を描いた。

すべての肖像画は、FlickrInstagramFacebookなどからシェアできる。グアテマラの通信社プレンサ・コムニタリア(コミュニティー通信)を筆頭に複数の組織がこのキャンペーンの呼びかけに参加しており、瞬く間に50の報道機関と数千のソーシャルメディア・アカウントに肖像画が配信された。誰でも無料で、この絵をシェアしたり、プリントしたり、正義を求めるデモで掲げたりすることができる。プレンサ・コムニタリアは自社サイトMediumで次のように解説した。

#NosDuelen56 es un grito por la justicia desde el arte, el periodismo, el medioactivismo y los feminismos. Es un ejercicio de memoria colectiva y de dignificación por las 56 niñas que fueron encerradas y quemadas en un hogar estatal en Guatemala el pasado 8 de marzo del presente año. De ellas, 41 murieron como resultado de este crimen femicida y 15 están con heridas de gravedad.

#NosDuelen56は、アート、ジャーナリズム、ネット上の活動、フェミニズムによる正義の叫びである。また、今年(2017年)3月8日にグアテマラの公営保護施設で監禁され、炎に巻き込まれた56人の少女たちの尊厳を守るため、彼女たちの思い出を集める活動でもある。このフェミサイド(女性を標的とした殺害事件)によって、41人が死亡、15人が重傷を負った。

グアテマラでは、フェミサイドや女性に対する暴力行為が非常に多い。2000年以降、6000人の女性が虐待、傷害、殺害事件の被害者となっている。女性支援団体「正義・教育・意識の向上を求める女性たちの会(MuJER)」の統計によると、グアテマラでは毎日平均1〜2人の女性が殺害されているという。

校正:Rie Tamaki

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