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マケドニア:女性ソフトウェア技術者を主人公とする漫画が人気

カテゴリー: 東・中央ヨーロッパ, マケドニア共和国, Good News, テクノロジー, デジタル・アクティビズム, ユーモア, 女性/ジェンダー, 市民メディア, 意見, 教育
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「不信」「自己嫌悪」「怒り」「スランプ」「受容」「ネータを呼ぶ」
許可を得てNeta.mkの漫画を再掲載。画像クリックで拡大表示。

ここ2年半の間、オンラインで連載されている、ネータというソフトウェアエンジニアの若い女性が主人公の漫画で、マケドニアの科学技術業界が注目され、これまで男性中心であったこの分野へ進出する女性たちを勇気づけている。

ネータは、チューリッヒとスコピエに主な拠点をもつ国際的なIT企業であるネットセテラによって制作された。脚本は、この会社の職員が手掛けているが、イラストは有名なマケドニアの漫画家ズラトコ [2] ・ジロヴ [3]が担当している。

この脚本は、ウェブサイトNeta.mk [4]で、マケドニア語 [5]英語 [6]で読むことが可能だ。2015年には、主要な地方誌 It.com.mkから「素晴らしい」と好評 [7]を受けた。

Нацртан е одлично, и програмерските шеги се навистина кул. Тоа што ни се допа?а е што Нета, очигледно, е женски лик, а на македонската програмерска сцена и требаат дево?ки, биде??и требаат свежи и нови идеи. Можеби Нета ?е ги мотивира дево?ките да се заинтересираат за професи?а доминирана од машки гикови?

アートワークが素晴らしく、プログラマーのジョークも本当に最高だ。私たちが特に気に入ったのは、ネータという登場人物が言うまでもなく女性であること、そして、マケドニアの科学技術業界が斬新なアイデアを求めて、女性を必要としていることである。おそらくネータは、若い女性たちが、男性の専門家が占める職業に興味を持つきっかけとなるだろう。

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「#私は技術者みたいだわ」「君、本当に技術者?」
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「電気は?」「バルブが切れたんだ」「どうして交換しないの?」「それハードウェアだろ。僕はソフトウェア担当だから」
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グローバル・ボイスは、彼らの目的と漫画がもたらす影響について、ネータの制作者たちに取材した。彼らの返事は以下の通りだ。

Целта на стрипот е да има локален, македонски стрип ко? е креиран тука и го покрива IT светот во ко? живееме. Уникатен е, не е копиран од интернет, се обидуваме за шегите да бидат што е можно пооригинални и да ?а отсликуваат нашата секо?дневна работа и да ги насмееме сите што работат во областа на информациските технологии. Од друга страна пак, би сакале со стрипот да ги охрабриме студентите да избираат инженерски факултети, особено да ги охрабриме и дево?ките кои навистина треба да се гордеат со своите успеси во избраната инженерска професи?а.

我々の目的は、ここマケドニアで制作された漫画を通して、マケドニアの科学技術業界の今後の展望を伝えることです。これらの漫画は、インターネット上にすでに掲載されているものの複製ではなく、独自のものです。できる限り現場そのままのジョークを掲載し、我々の日常を描くことで、同じ分野で働く人々の共感を呼ぶように努めています。同時に、我々は、学生に大学で工学の勉強を選ぶよう勧めたいと思っています。とりわけ、自ら選択した技術職での成功を誇りに思うはずであろう女性たちを励ましたいのです。

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「締め切りまでにどれだけコーヒーを飲む必要があるか計算するアプリを作ったわ」「それで?」「そう、配達のコストがひどく高くつくわね」「つまり、チーム全員でブラジルへ移った方がよさそうね」
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漫画の中に、その会社の直接的な宣伝は含まれていないが、NASA Space Apps Challengeやマケドニアで開催されるCodeFu [11] (同名のアメリカのプログラム [12]とは無関係です。誤りを指摘してくださった関係方々に感謝いたします)、ハッカソンIEEEtreme [13]などのプログラミングコンテストに参加している若者たちをターゲットに、ソフトウェア工学への第一歩を直接奨励する内容が含まれている。登場人物ネータは、マスコットや切り抜きパネルといった形で、これらのイベントに参加している。

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「いったいここでは何が起きているんだ?」「気の弱い人には無理。…開発者のロシアン・ルーレットだから。…あなた、完成までにプログラムをコード化しなくっちゃ。…助けなしで」
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制作者たちは次のように述べている。「我々に、これらの漫画がもたらす影響を推し量るすべはありません。[中略] 我々は漫画制作が好きで、IT分野に関わっている人々にこれらの漫画を読んで楽しんでいただきたいのです。我々は、ソーシャルメディア上でこの漫画が広く共有されているのを見て、喜びを感じています」

校正:Moegi Tanaka [15]