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性的虐待、ハラスメントを撲滅せよ!トルコの大学キャンパスで抗議活動

2019年4月8日、アンカラ大学での抗議活動。大学の女性支援団体による撮影。許可を得て使用。

2019年4月初旬、23歳の女性が訴えをおこした。アンカラ大学に勤務する54歳の教授に殴打され、性的暴行を加えられたという。彼女は、その教授が共同所有する民間の動物病院で獣医として働いており、勤務中の出来事だった。

供述書の中で、その若い女性が主張しているのは(女性の名前は地元マスコミにC.B.と編集されている)ハサン・ビルジリ教授が彼女を夕食に誘い、彼と酒を飲むよう要求したということだ。

誘いを断った時何が起こったか、彼女はこう説明した。

He forced himself on me and kissed me. He hit my head three or four times on the floor. I passed out. When I opened my eyes, it was 1.30 AM.

教授は私に襲いかかり、キスをしてきました。頭を床に3、4回打ち付けられ、私は意識を失いました。気付いて目を開けたとき、午前1時半でした。

「黙ってろ」

意識を取り戻した彼女が最初に見たのは、ビルジリのビジネスパートナーで獣医のセルカン・ドゥルマズだった。

彼は言った。

Something happened between you and him. Do not complain. These things will get you into trouble.

お前と教授の間で起こったことは黙っていろ。お前がトラブルに巻き込まれるだろうから。

ビルジリとドゥルマズに連れて行かれた婦人科の医師、フセイン・シャニヨルトも同じようなことを言った。

Even if you complain, nothing will happen. Just take this medicine.

たとえ表沙汰にしても何も起こらない。せいぜいこの薬を飲んでおけ。

C.B.が告訴の手続きを行った後、ハサン・ビルジリは逮捕された

彼は公判前審問で被告席に立ち、C.B.の訴えは陰謀であると主張。その上、結婚しているという事実を引き合いに出して自己弁護した。

アンカラ大学はツイッターを通して声明を発表した。

大学外部の個人病院で起こった性的暴行に関する報道が流れ、容疑者を対象とした捜査が開始された。上述の人物は停職処分となった。

これが最初ではない

ハサン・ビルジリは、女性を虐待したとして、以前にも告訴されている。

ヒュッリイェト新聞の報道によれば、ハサン・ビルジリと弟のアリ・ビルジリ(同大学の薬理学教授)は、女子学生に嫌がらせをはたらき2007年に告訴され裁判沙汰になっている。

裁判官は当時の告訴理由から、アリ・ビルジリを停職処分とし、ハサン・ビルジリを減給処分としたが、両者は最終的に元の地位に復帰している。

ヒュッリイェト新聞。2007年、ビルジリ兄弟を非難する記事。

さらにさかのぼると、2016年、ハサン・ビルジリは、他の性的暴行に対する申し立ての容疑者となっていた。この時は、ビルジリの勤務する獣医学部で勉強していた交換留学生に訴えられている。

学生たちの抗議:私たちは黙っていない

レイプ事件がツイッターで拡散された後、アンカラ大学の学生たちがキャンパスで抗議行動を起こした。その矛先は、認識していながらもビルジリによるセクシャル・ハラスメントへの苦情に対して何も行動を起こさなかった大学当局である。

抗議行動の間、学生たちは「強姦魔の教授は要らない」と唱え続けた。

この抗議活動はソーシャル・メディア上で共感を呼んだ。

学生たちは叫んだ「沈黙は、犯罪への加担を意味する」

アンカラ大学獣医学部の教師であるハサン・ビルジリが、彼の動物病院に勤務するC.B.をレイプした事件後、アンカラ大学獣医学部の学生たちは抗議行動を起こしマスコミに声明を発表した。

先送りにされたジェンダー平等

議論の余地を残しているが、2月に高等教育機構(YÖK)が「ジェンダー平等への姿勢証明」に対する誓約を取り下げた。それ以降、トルコでは、この性暴力について特に重く非難されてきた。「ジェンダー平等への姿勢証明」とは、諸々の活動の中でジェンダー平等の原則を具体的に実行に移すことを義務づけた書面である。

高等教育規制組織の委員長は誓約を取り下げた理由として「ジェンダー平等への姿勢証明」の側面に言及し「社会の価値観に合わない」と述べている。

大学生女性共同体(女子学生により2007年に結成されたグループ)は、トルコの大学構内は多くの女子学生にとってますます安心できない場所となっていると、グローバル・ボイスに述べた。

この共同体の広報担当者は電話によるインタビューで「学部生たちは教員の部屋に1人で入らないように、お互い警告しあっている」とグローバル・ボイスに話している。

#RapistProffesor あの兄弟2人は同じ大学内で教授の職に就いている。あいつらの起こした事件は1つや2つではない。何年もの間、処罰もされずに学生と日々過ごし、犯罪を犯し続けている。もうたくさん。あの犯罪者どもを罰するのだ。

アンカラ大学には、大学構内における性的虐待事件の急増を受けて、2011年に設立されたセクシャル・ハラスメント支援団体がある。同団体は、申し立てがあれば調査を続けることと、そのような事例では裁判を起こす方向で動くことを誓約している。

しかし、この団体のまとめ役である大学で法律学を教授するグルリス・ウィグルは「虐待の被害者たちは何も言わないよう圧力をかけられている」と語る。

「学生たちは直面している性的虐待について我々に申し立てることができないのです。学生たちは威圧的な言葉をかけられ、おじけづいています」ウィグルはヒュッリイェト新聞でこのように述べている

トルコの高等教育機関における性被害の告発は、今年、首都での出来事に限ったことではない。

3月、国内最大の都市イスタンブールの私立大学であるコチ大学は大きな不祥事にみまわれた。ある女子学生に対する性的暴行で告訴された男子学生が、3ヵ月間の停学以外なんら罰せられなかったというのである。

コチ大学では、この暴力と虐待を隠匿していたのだ。私たちは#notsafeatcampus

同じ月、トルコで3番目に大きい都市イズミルにあるドクツェイリル大学の学生たちが、社会学科トップの教授、イブラヒム・カヤに抗議した。学生たちの主張によれば、2014年から組織的な女子学生への虐待があったと言う。

女子学生たちは共同体施設の壁に「虐待を行う教師は要らない」というスローガンを掲げた。現在、彼らはイブラヒム・カヤに対する刑事訴訟の準備中である。

校正:Eiko Iwama

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