- Global Voices 日本語 - https://jp.globalvoices.org -

アトランタだけではない ここカナダ・ビクトリアでも

カテゴリー: 北アメリカ, カナダ, メディア/ジャーナリズム, 女性/ジェンダー, 市民メディア, 民族/人種, 架け橋
Racism in Victoria BC Canada

私は夜に散歩をし、ビクトリアの風景を撮影するのが好きだ。でも現時点でそれができる住民は限られている。ネヴィン・トンプソン撮影。ライセンス:Creative Commons Attribution 3.0.

この記事はフェイスブックとMedium [1]で公開された個人的なエッセイを編集しています。

3月17日水曜日、ジョージア州アトランタで恐ろしい銃乱射事件 [2]によって8人の女性が殺害された。白人の男は、アジア人であり、女性であり、特に弱い立場にある人々を標的にした。しばしばセックスワークとみなされる仕事で生計を立て、汚名を着せられている女性たちを狙ったのだ。

私はカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアに住んでいる。近くのバンクーバーと比べて、ビクトリアは主に白人の街だ。私たち家族はこの街にある島に住んでいる。ここでは、銃撃や人種差別的な暴力は、どこか別の場所の問題として認識されているように思う。しかし、ニュースで流れる白人至上主義や女性蔑視は、全くもってこの街とは無縁の問題ではないと私は思う。むしろ、人種差別主義や抑圧は、カナダの社会構造にしっかりと組み込まれている。

人種差別的な出来事を察知した時に正しい対応を取らなかった学校を責めているわけでもない。これは、私たちが社会として正義や説明責任を優先させること、もしくは理解することさえ失敗したという組織的で文化的な問題なのだ。組織的な人種差別がある状況で、物事を正しい方向に持っていくための手段は校長には備わっていなかったし、理解もできていなかった。

アジア人とアジア系米国人・カナダ人のセックスワーカーを組織し、移民、ジェンダー、階級社会、警察活動、帝国主義的な抑圧の問題にアプローチする2団体についてはこちら [13]をチェック。
校正:Motoko Saito [14]