
上:「ER00002」写真提供:ハートランドマーチン 使用条件:CC BY-NC-SA 2.0
下:「ペガサス航空のエアバス A320-251Neo;TC-NBH@ZRH;06.01.2017」 写真提供:エアロ・イカルス 使用条件:CC BY-NC-SA 2.0
トルコとアルメニアは、
再開の決定は昨年、まずトルコ外相 メブリュト・チャヴシオールが発表した。発表の直後、
両国の特使セルダル・クルチ(元在米トルコ大使)とルーベン・
ロイター通信は「ペガサス航空は、
別の明るいニュースはアルメニアが昨年、トルコとの積極的な正常化の動きを踏まえて同国との通商停止を解禁したことである。この通商停止は、ナゴルノ・カラバフの領土問題に絡みアルメニアとアゼルバイジャンとの間に起こった44日間の紛争で、トルコがアゼルバイジャンを支援したことに対する報復として、2020年12月31日にアルメニアがとった措置である。
1月にモスクワで行われた会談で、両国は「通商関係の強化および外交代表団の指名」を中心に話し合ったと、フィナンシャルタイムズは伝えている。
2008年に当時のトルコ大統領アブドゥラー・
一方、
現在行われている交渉は明るい兆しである。こういった兆しがあったことは、この地域で展開される出来事を見守ってきた多くの識者によりその都度、取り上げられてきた。しかし、国際危機グループの国家アナリストは、1月13日に公表した要約版で次のように述べている。「両国間の信頼関係を取り戻すためには、さらなる対策が必要である。隣国同士の結びつきを確かなものにするための努力が途絶えてしまえば、信頼関係はさらに低下してしまうだろう。こういった努力は、トルコ、アルメニア及び地域全体の関係改善のための良い機会であるにもかかわらず、過去数十年の間にわずか三度行われただけである」。