(訳注:この記事の原文は2021年8月1日に掲載されました)

羽田空港で警察に保護を求めるクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手 2021年8月1日 ロイター通信オンラインビデオのスクリーンショット
クリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24歳)は、
彼女は、7月30日に女子100m予選に出場した。また、
数日前彼女は、
ツィマノウスカヤの語るところによると、8月1日(日)にコーチが彼女の部屋へきて荷物をまとめるよう告げた。そして、ベラルーシ・オリンピック委員会によって羽田空港まで強制連行された。ジャーナリストのハンナ・リウバコワによると、ツィマノウスカヤはトルコ経由便への搭乗を拒否し、警察へ保護を求めた。
Tsimanouskaya was accompanied to the airport by two members of the Belarusian sports delegation. She is now with the police and volunteers. When asked if she was afraid to fly to #Belarus, Tsimanouskaya answered “yes”. pic.twitter.com/LgqLjLrmU1
— Hanna Liubakova (@HannaLiubakova) August 1, 2021
ツィマノウスカヤは、2人のベラルーシ・オリンピック委員会役員に伴われ羽田に到着した。現在、彼女は警官やボランティアの人たちに見守られている。ベラルーシに戻るのは怖いかと問われ、「もちろん」と答えた。
ベラルーシ・
ベラルーシの独立系メディア「ネフタTV」(訳注:ベラルーシの反体政派メディア。現在ポーランドへ退避中)の編集長タデウシュ・ギチャンは、ツィマノウスカヤが、国際オリンピック委員会(IOC)へ訴えるために羽田空港で録画した動画をツイッターに投稿した。
❗️Tsimanouskaya recorded an appeal to the IOC: “I am asking the International Olympic Committee for help, I have been pressured and they are trying to take me out of the country without my consent, so I am asking the IOC to intervene.” pic.twitter.com/rKdzYeKM0W
— Tadeusz Giczan (@TadeuszGiczan) August 1, 2021
ツィマノウスカヤがIOCに向けた要望を録画した。「IOCへ支援を求めます。ベラルーシ・オリンピック委員会から圧力を受けています。彼らは私の承諾なしに私を日本から連れ出そうとしています。IOCに仲裁を求めます」
ギチャンはその後、次のように伝えている。ターキッシュ・
Я боюсь, что в Беларуси меня, возможно, могут посадить в тюрьму. Я не боюсь того, что меня уволят или выгонят из нацкоманды. Я беспокоюсь о своей безопасности. И думаю, что на данный момент в Беларуси для меня небезопасно.
ベラルーシに戻ると投獄も考えられます。オリンピックチームから外されてもなんとも思いません。しかし、ベラルーシに戻ると、いまのところ私の安全は確保されないと思います。
ツィマノウスカヤの行動に対して、
It’s 01:15 AM in Tokyo. Tsimanouskaya has just left the police station at the airport. She’s been transported to an unspecified ‘safe place’ – Japanese @SportsHochi reports. She’s still planning to ask for asylum but no further details yet. pic.twitter.com/LeSQr8n7rH
— Tadeusz Giczan (@TadeuszGiczan) August 1, 2021
いま東京の午前1時15分である。ツィマノウスカヤは、たったいま羽田空港の交番から出て行った。彼女は「安全な某所」へ移送されたと、日本のスポーツ報知は伝えている。彼女は引き続き亡命を求めているが、それ以上のことは分かっていない。
ベラルーシ・スポーツ・ソリダリティ・ファンデーション(
2020年のベラルーシ大統領選で行われた不正を糾弾する運動に
オリンピック大会を統括するIOCは、
Grateful to #IOC for the quick reaction to the situation with the Belarusian athlete Krystsina Tsymanouskaya. She has a right to international protection & to continue participation in the @Olympics. It is also crucial to investigate Belarus’ NOC violations of athletes’ rights. pic.twitter.com/QQHuhgcYqs
— Sviatlana Tsikhanouskaya (@Tsihanouskaya) August 1, 2021
ベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が抱える問題に対して、IOCが迅速な対応したことに感謝します。彼女は、国際社会から保護を受ける権利および今後もオリンピックに参加する権利を持っています。また、ベラルーシ・オリンピック委員会による選手の権利の侵害について調査することは重大な意味があります。