Junko Cho

最新の記事 Junko Cho

マリ:渦中の審判判定に対するサッカーファンの反応

ワールドカップに審判判定の論争は付き物である。2010年のワールドカップでいまのところ印象的なのは、マリ人審判コマン・クリバリがアメリカの選手エドゥのゴールを認めなかった件だろう。このゴールが認められれば、アメリカはスロヴェニアから奪った2ゴールからさらなる返り咲きをすることができたはずだった。試合終了のホイッスルが鳴ると同時に、掲示板で、またはフェイスブック上でクリバリ審判のワールドカップへのさらなる参加のとりやめを要請するページを127件も作成したり、同審判のウィキペディアの項目に批判を書き込むなどしてブロガーたちは怒りを表明した。ブロガーたちだけでなく、ジャーナリストたちもクリバリの判定が問題になったのはこれが初めてではないことを指摘し、参戦した。

フランス:カンヌ映画祭にて『Hors-La-Loi』タブーに触れ、物議をかもす

5月21日、映画「Indigènes(英語:Days of glory,日本語:デイズ・オブ・グローリー)」で賞を受賞したラシド・ブシャル監督作品「Hors la loi(英語:Outside the law)」がカンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションのコンペティション部門で上映された。その一方で、カンヌ映画祭会場のわきでは、大量の警察官がいる中、アルジェリアの独立戦争時のフランス退役軍人や、アルキ(アルジェリア戦争時にフランス側について戦ったアルジェリア人)やピエ・ノワールの団体代表者、与党国民運動連合の議員、カンヌ市長、極右政党の国民戦線支持者によって構成された1500人のデモ隊が、映画の内容は50年前のアルジェリアでのフランス軍とフランス国家の行動を汚すものだとして抗議行進した。

ロシア:ブロガーたちが選挙の不正を暴く

RuNet Echo  2010/05/11

3月14日、ロシアの76の地方で市長ならびに地方議会議員を選ぶ選挙が行われ、ロシア市民は1票を投じるべく投票所へ赴いた。 与党の「統一ロシア」はこれらほとんどの地方で勝利したが、同政党の勝利は確かなものではなかった。というのも、唯一の例外としてイルクーツクでは市民は与党対立候補のヴィクトル・コンドラショフを選んでいるものの、対抗勢力が(イクルーツク、カリーニングラード、モスクワなどで)増えているにも関わらず、連邦構成体の議会選挙、市議会選挙ともに「統一ロシア」はかろうじてその支配的地位をすべての地域で維持しているのだ。

ハイチ:首都圏外からの最新情報

  2010/01/22

マグニチュード7.0の大地震により、ハイチ南部が多大な被害に見舞われてから6日間が経過しているが、依然として国際的な注目は首都のポルトープランスに集まっている。しかし、地震があったゾーン内でも首都以外の村にいる慈善団体などの活動家たちもまた、救助を求めるべくそれらの首都圏外のコミュニティの情報をオンライン上で発信している。