記事 英語 from 10月, 2011
シンガポール占拠デモはなぜ失敗したのか
計画倒れに終わったシンガポールの「占拠せよ」デモ。原因は国民の無関心だけでなく、抑圧的な政治環境など、もっと深いところにもありそうだ。
中国:誘拐される前の記憶はありますか?
多くの援助によって制作された最新ドキュメンタリー、『心に穴が開いたままの日々』には、誘拐された何千もの子どもたちのストーリーが収録されている。子どもを誘拐された親、そして誘拐された子ども、その両方のインタビューを通して、この深刻な問題に人間的な側面を持たせられればと制作者は願っている。
アメリカ:偉大なるコンピュータ科学者 デニス・リッチー氏 死去
コンピュータサイエンスの巨匠、デニス・リッチー氏が、2011年10月8日、世界発展への多大なる影響を遺し、ニュージャージー州の自宅にて亡くなった。70歳だった。リッチーは、プログラミング言語の中でも最も広く使われるもののひとつである、C言語の開発者であった。
アフガニスタン:アフガニスタン・ユース・ボイス・マルチメディア・フェスティバル
インターニュース・ネットワークはアフガニスタンで、アフガン・ユース・ボイス・フェスティバルとメディア・キャンプによって、若者たちを指導し、彼らの意欲を刺激する取り組みに力を入れている。彼らが重要だと思う事柄について意見 を共有するためだ。すでに様々な方法でアフガンの若者たちが、他の仲間にうったえている様子を多くのビデオが記録している。
中国:学生インターンか、低賃金労働者か?
中国における労働力不足問題を受け、中国政府は民間による職業訓練学校の増設を奨励し始めている。「表は工場、裏は学校」という産学提携モデルに登録した学生労働者たちは、ウェブ上で苦情を訴えている。
イラン:女性ブロガーが鞭打ち50回の刑を受ける
イラン女性ブロガーSomayeh Tohidloo はエヴィーン刑務所で50回の鞭打ちの刑を課された後、次のような言葉をブログに載せた。「私を侮辱したかったのなら、これで満足でしょう。実際、私の身体は屈辱に苛まれています。でも屈しない。」
アフリカの森林保護:ワンガリ・マータイ女史の遺産
高名なケニア出身の環境保護活動家/政治活動家で、2004年のノーベル賞受賞者であるワンガリ・マータイ女史が2011年9月25日に亡くなった。彼女はアフリカ人女性で初のノーベル賞受賞者であり、アフリカ大陸での持続可能な行動を通した環境保護活動のリーダーとして世界的に知られている。
米国:ヒスパニックの貧困率が上昇
米国経済は遅々として好転せず、再び景気低迷期に陥ってしまったように見える。最新の国勢調査結果によると、貧困率は15.1%、つまり4600万人を超える米国民が貧困層に入るという。特にヒスパニックを中心としたマイノリティーが景気減速の影響を大きく受けている。
ロシア:隣人たちをつなぎ、命を救う
2010年に発生した泥炭火災のさなかに、ロシア市民が互いに助け合えることを可能にしたウェブサイトの創設者は今、市民が新たな方法で互いに助け合えるようそのサイトのデザインを改めた。そこには国中の、献血に協力的なドナーの場所がわかる地図が含まれている。
CIVICUS: 市民社会力を考える
市民社会の様々な代表者たちが、カナダ、モントリオールで三日間開催されたCIVICUS世界会議に集い、人々が自ら希望を抱いて結集するための様々な方法を話し合った。議題は多岐にわたり、市民活動から、社会的平等、新技術の効果、公平な温暖化対策にまで及んだ。参加者たちは、コミュニティに力を与える技術の役割、市民と政府の関係を変える必要性、オンライン世界とオフライン世界、アラブ世界の動向、そして、新しい社会を構築するにあたっての若者の役割についてなどの議論を交わした。会議について取り上げた投稿を、いくつか掲載する。