記事 芸術・文化 from 12月, 2012
生命さえリアルにあらず~心をよぎる、あの歌~
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」。半世紀以上前に寺山修司により作られた有名な和歌を焼き直す形で、ブロガーが書き下ろした一片の詩をご紹介する。詩の中では現在の日本にはびこる「空虚な言葉」が羅列されている。
日本:映画館の閉館ラッシュに、変わりゆく暮らしの風景
日本全国各地で、小規模映画館が閉館ラッシュに追い込まれている。閉館の波が街の風景を変え、映画館をよりどころにしていた人々は居場所をなくす。そしてそれでも時間はとどまることなく流れてゆく。閉館の知らせに揺れるネチズンの声を追う。
スウェーデン:人種差別ケーキとそれを食す文化大臣
ストックホルムの内覧会でスウェーデンの文化大臣が試食をしている賛否両論の「痛々しいケーキ」は黒人女性の体をかたどっている。これはネット上で人種差別だと批判を浴び、そのことについてJulie Owono が伝えている。