· 6月, 2010

記事 市民メディア from 6月, 2010

インド:ボパール事故、判決は遅すぎたか

  2010/06/30

25年余り経った後、ボパールの法廷は、ユニオン・カーバイド社のインド支社(UCIL)に対し有罪判決を言い渡し、UCIL元幹部ら(全員インド人)8 人をインド刑法304-A条(過失致死)、304-II(過失殺人)、336、337、および338(重過失)において有罪とした。彼らはそれぞれ、禁固 2年と罰金10万ルピーを言い渡された。UCILには、罰金50万ルピーが課せられる。

インドネシア:女性が投資をコントロールするとき

  2010/06/27

インドネシア女性の大半は、妻や母となるという主要な社会的役割を忠実に果たしている。その動向は変化しつつあるも、多くの場合、女性には未だに意志決定権がなく、家族の幸せに貢献することも求められていない。つまり、働くことは選択であり義務ではないゆえに、女性の経済的自立は確立されていないのだ。インドネシアからCarolina Rumuatが女性たちによる経済活動を紹介する。

オランダ:W杯でビール宣伝、女性2人逮捕

  2010/06/21

オランダのビール会社ババリアで働くオランダ人女性2人が、 6月14日に南アフリカで行われたオランダ対デンマークの試合中に、ワールドカップの公式スポンサーではないビールを宣伝したとして逮捕された。女性たちは同社が販売するギフトパックの一部である、いわゆる「オランダ・ドレス」を着た30人ほどのモデル集団のメンバーだった。

韓国:W杯北朝鮮代表の活躍に対する国内の反応

  2010/06/21

韓国の哨戒艦が北朝鮮の発射したと思われる魚雷によって沈没した事件によって、朝鮮半島の緊張が高まっているが、それもワールドカップだけがもたらすことのできる高揚感によって一時的に沈静化している。韓国のブログでは現在、政治問題を横に押しのけて、北朝鮮とブラジルの試合に対する心のこもったコメントと北朝鮮代表チームのスタープレイヤー鄭大世に対する称賛があふれている。

フランス:カンヌ映画祭にて『Hors-La-Loi』タブーに触れ、物議をかもす

5月21日、映画「Indigènes(英語:Days of glory,日本語:デイズ・オブ・グローリー)」で賞を受賞したラシド・ブシャル監督作品「Hors la loi(英語:Outside the law)」がカンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションのコンペティション部門で上映された。その一方で、カンヌ映画祭会場のわきでは、大量の警察官がいる中、アルジェリアの独立戦争時のフランス退役軍人や、アルキ(アルジェリア戦争時にフランス側について戦ったアルジェリア人)やピエ・ノワールの団体代表者、与党国民運動連合の議員、カンヌ市長、極右政党の国民戦線支持者によって構成された1500人のデモ隊が、映画の内容は50年前のアルジェリアでのフランス軍とフランス国家の行動を汚すものだとして抗議行進した。

ガーナ:セルビア戦の勝利をブロガーたちが祝う

  2010/06/20

ガーナ代表チーム「ブラックスターズ」は13日の午後にセルビア戦で勝利を収め、南アフリカで開催中の2010 年FIFAワールドカップにおいて、アフリカチームの中で最初の勝利チームとなった。ガーナ人のブロガーたちはこの歴史的勝利を祝っている。

南アフリカ:W杯でブブゼラが話題に

2010年ワールドカップを象徴付ける光景といえば、おそらく真新しいスタジアムや32の参加国のファンが着ているカラフルなコスチュームだろう。そして今大会を象徴する音といえば間違いなく、試合会場の観客もテレビを観ている人も聞こえるブブゼラの音だ。

中国:学校襲撃事件と社会病理

  2010/06/08

中国では、この5週間で5件も学校襲撃事件が発生した。(訳注:5月12日に6件目が陝西省漢中市で発生している)犠牲者はすべて小学校や幼稚園に通う無実の子供たちであり、犯人もまた、すべて社会的不公平の犠牲者である。このような血も涙もない殺人事件は現代の社会に原因があるが、またも主流メディアは事件をこれ以上くわしく調査してはならないと告げられているのであった。