記事 市民メディア from 11月, 2010
ブータン:クルと女性運動
ブータンの女性は、最近になり伝統的に男性中心のスポーツだったクル (ダーツ競技)に参加するようになったことで、思いもよらぬところで初めてちょっとした女性運動の議論を呼んでいる。現在まで、伝統的なスポーツへの参加は男性にだけに限られてきた。最近になり女性がこの領域に踏み込んできたことが、世界中の女性にはおなじみの男性優越主義を呼び起こしたようだ。
北朝鮮/韓国:砲撃で死傷者、ツイッター上の反応
北朝鮮が、韓国の西側国境近くにある延坪島(ヨンピョンド)に100発以上のロケット弾を撃ち込んだ。この砲撃で韓国海兵隊員2人が死亡、すくなくともその他12人が負傷し、建物から出火した。 韓国も応戦し、戦闘機を緊急発進させている。
韓国:大企業と人権の盲点
病院、刑務所、軍隊の3つは、一方が絶対的権力を持ち、人権侵害が頻繁に起こる場所だ。韓国では、人権の盲点がもうひとつある。大企業だ。これは大企業が消費者に対して、巨大な力を持っているからというのではない。彼らがその従業員そしてこれから従業員になる人びとに対する扱い方にある。彼らに渡る情報の多くは思慮なく扱われ、露骨な侮辱は面接過程においては当たり前だ。
中国:自宅軟禁された芸術家、艾未未氏のサワガニ・パーティーに対するネット上の反応
著名な現代美術家である艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏は今月初め、中国当局により北京の自宅に軟禁された。にもかかわらず開催された同氏主催のパーティーでは出席者が数百人にのぼり、サワガニの料理がふるまわれた。この艾未未氏の行動をめぐって、ネット上において論争が巻き起こっている。
バルバドス:最後のお別れ
バルバドス国民は今週、故David Thompson首相への哀悼の意を表した。この地域で最も若い指導者の一人で10月23日に膵臓がんで亡くなったThompson氏の国葬が水曜日に執り行われ、これに合わせてブロガー達は彼とその業績を称えた。
ロシア:オンライン活動成功談
大西洋側のインターネットアナリスト達が、テクノロジーの利用が社会的、政治的変化をもたらすかを議論している間、ロシアのブロガー達が、おそらくこのような議論がされていたことも知らずに、ささやかながらこの議論に貢献している。彼らの勝利はわずかで小さいし、その影響は統計学的エラーとして間違えられる程度だが、確かに存在している。