記事 市民メディア from 2月, 2012
オランダ:祝祭、衣装…そして人種差別のホリデーシーズン?
近年オランダでは、冬の祝祭で聖ニコラウスにお供する色の黒いツヴァルテ・ピートが、定期的に起こる議論の一部となっている。顔を黒く塗りたくる行為に憤慨する人々がいる。
カーボベルデ:セザリア・エヴォラが音楽に残してくれたもの
2011年12月17日、カーボベルデの歌手、セザリア・エヴォラが亡くなった。「はだしの歌姫」としてカーボベルデの音楽シーンをリードしてきた彼女の死を悼み、カーボベルデの音楽の動向に想いを馳せる。
南アフリカ:学生の反人種差別ポスターが議論を巻き起こす
DASO(学生民主連盟機構)は論争の的となっているポスターを公開した。そのポスターはDASOが行っている人種差別反対キャンペーンの一環である。「将来、こういう光景を見ても振り返らないだろう」と記されたポスターには、人種の異なる2人のカップルが裸で抱き合っている姿が写し出されている。 このポスターはフェイスブック、ツイッター、ブログ上で大きな議論を巻き起こし、ポスターの改変版が流行した。
フランス:チュニジア海外組、“ブルーフィンガークラブ”を結成
The three-day anticipated vote for Tunisian living abroad is now over and has established a new "blue fingers club" on social media networks. Tunisian voters in France flaunt their ink-stained fingers - proof that they are part of the select club of early voters in the historical Tunisian constituent elections.
インド: 結核との戦いという新たな世界的課題
インドメディア界は先週、てんやわんやだった。というのも、既存薬すべてに対して完全に耐性をもつ結核菌株がムンバイから報告されたからだ。世界保健機関がTDR-TBという用語を否定する声明を発表した。その一方で、ブログ界は名前がどうであろうと、対処しなければいけないとし、大荒れした。
アラブ世界:追悼 ホイットニー・ヒューストン
世界中の多くの人々同様、アラブ諸国でも、スーパースター、ホイットニー・ヒューストンの死が偲ばれている。ホイットニー(亨年48)は、ビバリー・ヒルトンホテルの部屋で死亡しているのを発見された。各種ソーシャルメディアにおける反応は、悲しみや衝撃に留まらず、ホイットニーの死が僅か数時間で、過去11ヶ月間に数千人のシリア人が死亡しているニュースよりも広範囲へ波及したことへの疑問にまで及んでいる。
ブラジル:カーニバル期間中の公共スペースへの権利を求め市民が抗議運動
ブラジル、サルバドール市のカーニバルは世界最大規模の路上祭りの一つである。 しかし市民は、過剰な商業化と民間企業による公共スペースのカーニバル用観客席への変換にうんざりしている。 FacebookやTwitterを通して抗議活動が企画された。1月14日に民間企業に道から観客席の施設を撤去するように求める抗議 が行われた。
セルビア:アンジェリーナ・ジョリーとのメディア戦争
アンジェリーナ・ジョリーは、彼女の映画監督デビュー作「In the Land of Blood and Honey(原題)」について、ボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアでの評判を気にかけていた。そして、彼女の心配は実証されることになった。Sasa Milosevicが、ジョリーの映画が引き起こしたインターネット上での戦争をレポートする。
オンラインハイライト:2011年 ポルトガル語圏の国々より
2011年、ポルトガル語圏の多くの国々でブロガーや活動家が連携、情報を翻訳し、世界中のブログや市民メディアを通じて発表した。本記事では、昨年、グローバルボイスで取り上げたポルトガル語圏の記事から、ハイライトをピックアップする。
ハンガリー: さよなら、マレブ!
1946年設立のハンガリーの国営航空会社・マレブが2012年2月3日に破綻、運航を停止した。Marietta Leがブログ界の反応をレポートし、ひとびとにとってマレブがどんな意味を持っていたか解説する。