記事 人権 from 2月, 2013
メキシコ:連邦裁判所 物議を醸している風力発電に中止命令
第七地区連邦地方裁判所が、オアハカ州南部で物議を醸しているサンディオニシオ・デル・マルの風力発電所の建設を一時的に中止すべきとする差し止め命令(amparo)を発したことにより、メキシコ、オアハカ州テワンテペク地峡における風力発電基地に対する地元民の大規模な反対運動は、2012年12月7日大勝利を収めた。先住民族であるワベの人々は裁判所の判決に感嘆の声をあげ、政府と企業に判決に従うよう要求し、なおも草の根の闘争を続けている。
ラオス:ソンバット・ソンポン氏はどこへ?
ラオスの開発経済学者であり教育者でもあるソンバット・ソンポン氏が2012年12月15日に最後に目撃されて以来、行方不明になっている。不可解な失踪から1月後、ソンポン氏の友人や世界中の支持者がラオス政府にソンポン氏の捜索を強化するよう要請している。
紛争の大きすぎる代償-シリアの子どもたち【動画閲覧注意】
シリアの子どもたちは、22ヵ月に渡る騒乱の忘れられた犠牲者である。約4千の子どもが命を落とし、何十万もの子どもたちが家を失い難民となっている。シリア人活動家たちは、今、ソーシャルメディアを通じてこの悲惨な状況を伝えることしかできない。
エクアドル: 先住民ドキュメンタリー「ジャガーの子どもたち」ナショナル・ジオグラフィック映画賞受賞
「ジャガーの子どもたち」は、エクアドルのアマゾン密林にて石油を採掘しようとする多国籍企業によって引き起こされる被害と、土地を守ろうとする住民の苦難を鮮やかに描き出したドキュメンタリーだ。
自分のせいにされるカンボジアのレイプ被害者
カンボジア人権開発協会(ADHOC)がまとめた報告書によれば2011年には467件、2012年には320件のレイプ事件が発生しているにも関わらず、カンボジア国内でそれらに関心が寄せられることはほとんどない。レイプが実際より少なめに報告される同国の実情を考えると、実際の発生件数はさらに多いと予想される。