記事 写真 from 8月, 2012
ミャンマー:電力不足への抗議広がる
ミャンマーの複数の町で起こった停電が国内の平和的抗議活動に火をつけた。抗議者の中には拘束されるものもいたが、電力不足に対して憤る一般住民や消費者が結集することを止めることはできなかった。さらに、抗議者は自国が電力不足にもかかわらず、中国へ電気供給を続ける理由について、政府に説明を求めている。
中東&北アフリカ: ラマダンがやって来た
イスラム暦での第9月、ラマダン が始まった。ムスリムが日の出から日の入りまでの間、断食を行う時期であり、それによって、神に近づき、自分たちに与えられた恵みを祝福する。世界各地のムスリムの人々が、この月を過ごす様子を写真に収め、ソーシャルメディアで共有を行っている。
タイ:赤シャツ隊バンコクへ再び
多くの死者が出た反政府デモ取り締まりから2年。数万人の赤シャツ姿のデモ隊が再び集まり、集会を行った。
あなたが知らないアフガニスタン、Hashtagで共有
アフガニスタンの発展を取り上げるメディアは大抵、恐ろしいイメージを抱いている。メディアというレンズを通すと、アフガニスタンは暴力や戦争に溺れた国として描かれてしまう。しかし、戦争で疲弊した、この美しい国を異なった角度で伝えてくれる写真家も多い。
チリ:サンティアゴ、ホームレス点描
世界中の多くの都市と同様、チリのサンティアゴにおいても、寒い冬はホームレスの人々にとって命の危険にさらされる辛い季節だろう。Demotixに投稿したアレハンドロ・ルストムの写真は、チリの首都で暮らすホームレスの現実を写し出し、市民グループの支援の様子にもスポットを当てている。
キューバ:反体制活動家オズワルド・パヤが事故死
「米国からのお金でキューバは変えられない…これはキューバ内の問題であり、その解決策もキューバの中、キューバ人の中にあるのです。」-オズワルド・パヤ生前のインタビューにて
イスラエル:嘘と真実と情報の伝播
あるバーレーンの大道芸の写真が、イスラエル兵士がアラブの女の子を踏みつける写真に加工され、ネット上で広まった。これの問題に対し、イスラエル人たちも皮肉めいた加工写真をネットに広めることで応えた。情報操作と拡散が当たり前のソーシャルメディア時代の象徴的事例をCarmel L. Vaismanが報告する。
インド:アッサム州で民族間衝突――その背景にあるもの
インドのアッサム州で、地元部族のボド族とイスラム系住民による衝突が発生。少なくとも32人が死亡し、さらに多くのけが人が出ているという。衝突が発生して以来、約7万人が村を離れ、避難キャンプに逃れている。コクラジャール地区とチラン地区では、ボド族の村もイスラム系住民の村も襲撃や焼き討ちにあっており、そうした村の数は少なくとも60に達している。
タイ:バンコクではタクシーの車内装飾が面白い
4年前に開設されたブログ『走行する車内の静物画(Still Life in Moving Vehicles)』は、バンコクのタクシーの車内装飾を撮った様々な面白い写真ををメインに取り扱ってきた。 デール・コンスタンツは5年以上前からこうした写真の編集を始め、ネット上でも活動することを思いついた。