記事 東・中央ヨーロッパ from 7月, 2013
国際的地位向上を狙うロシアの試みは「白象」となるか?
ロシアは投資に値する国であると示すために、冬期五輪などの国際イベントを利用する政策をプーチンが推し進め続ける中、ロシアの納税者たちは勘定を支払っているのは自分たち国民なのだ、ということに気づき始めている。
ロシア議会、同性愛プロパガンダ禁止法を可決?
ロシア議会による、少々過度とも言える子供たちへの保護活動はまだまだ続く。昨年はロシア下院議員たちはロシアの青少年を児童ポルノや薬物使用、自殺を誘発するようなウェブサイトから護るべく、ブラックリストを作るなど躍起になって活動した。また最近ではアメリカの家族に養子にされた後、アメリカ人の養親からロシア孤児への虐待に終止符を打つための法律(訳注:アメリカへの養子縁組禁止法)を可決した。 さて、議員たちが照準を合わせた次なる悪の脅威、それは『同性愛プロパガンダ』である。
コンパス、かつら! 007のスパイ道具? ロシアから、アメリカンスパイの愉快なスキャンダル
ロシアでのアメリカ外交官のスパイ騒動。どこまでが真実なのか、賛否両論。逮捕されたフォーグルの(文法的には正しいがへたくそなロシア語で書かれた)疑惑の手紙は、「グーグル翻訳を通したナイジェリアのスパム」のようだった。
東ヨーロッパからの移民がイギリスのIT産業を活性化
イギリスは数年前から、ルーマニアとブルガリアからの移民がイギリスに永住し仕事を探すことを防ぐために労働者の移動規制をかけているが、2014年1月1日付けでそれが解除される。欧州連合(EU)の中でももっとも貧しい国であるこの2国から、多数の労働者が流れ込んでくるだろうと予測する者がいる一方、あまり移民者はいないだろうからほとんど影響はないと言う者もいる。また、ルーマニアでは革新的なIT産業が成長しているので、イギリスのIT産業にも恩恵をもたらすだろうと多くの人が力説している。それに近年、エストニア、リトアニア、スロベニアなど他の東ヨーロッパ諸国もイギリスの好調なIT産業を助けてきた。インディペンデント紙は、イギリス在住の東ヨーロッパ移民であるIT起業家たちの話を交えて、いくつかの角度から見た最新事情を取り上げている[en]。
ハンガリー:政治家のDV、責任は盲目の犬に?
ハンガリー与党の政治家ヨージェフ・バログ氏が、妻を激しく殴ったと報道された。バログ氏は、妻は盲目の犬につまづいて転んだだけだと疑惑を否定しているが、妻はバログ氏に殴られたと話している。この事件をめぐってネット上ではDVについての議論が起こり、パロディ画像も出回っている。