記事 from 5月, 2015
雪を頂く山々、清冽(せいれつ)な渓流、なのにネパールの首都には飲み水がない!
4月12日より韓国で第7回世界水フォーラムが開催される。水資源が豊富なネパールで、首都カトマンズが苦しむ慢性的水不足の諸相を見てみよう。
通訳なしに病院で痛みを表現すること―地域特有の言語で伝えるには
メキシコの病院では、地域の言語に精通した医療者や適切な通訳サービスが存在しない場合、患者は苦しみを的確に表現することができない危険性がある。 ヤスナヤ・アギラールは、メキシコの雑誌EstePaísの「EstePaísブログ」のコラム欄でそのように述べた。ミヘー語を話すことができる看護師や医者に対して、同じミヘー語ならばスペイン語よりもどれほど正確に痛みを表現できるかという例をヤスナヤは挙げている。また、ミヘー語をスペイン語に訳すには限界がありうるということについても例を挙げて説明している。 (訳注:ミヘー語(Mixe)とは、メキシコの山岳地帯に暮らすミヘーというインディヘナ少数民族が母語としている言語。ミヘ語とも。) 引用すると、 En mixe por ejemplo tengo un conjunto de palabras distinto para nombrar el dolor físico: pëjkp, jäjp, pä’mp, we’tsp… Apenas hallo equivalentes para alguna en español....
ミャンマー:人権と平等を推進するアニメ動画5作品
ミャンマーで制作された5つのアニメ動画。人権について誰にでも分かりやすく描かれており、他の国でも人権教育や人権推進活動の支援に有効利用できそうだ。
大量の重油流出でバングラデシュのマングローブが大打撃
抗議団体は、政府の強力な対応を求めている。政府が有効な手を打たなければ、バングラデシュは、今回の環境危機の処理にあたって、ずっと市民社会やボランティアに頼ることになるだろう。
イランの動物保護団体は、動物解剖トーナメントに終止符を打ちたい
実験動物の虐待だと、解剖トーナメント中止を求めた動物保護団体の訴えは無視された。動物の権利保護を求める活動は、イランではやっと主要メディアも少しずつ取り上げ始めたところだ。
フィンランド:受刑者の社会復帰を助ける「開放刑務所」
刑務所なのに、門も囚人服もなく、うさぎがいてキャンプにも行ける「開放刑務所」。受刑者に人間らしい生活をさせることで、再犯率と受刑率を下げたフィンランドでの取り組み。
学校に行けないリビアの子供たちに授業を届ける一人の女性
ニューヨーク在住のリビア人、ハイファ・エルザハウィはリビアの子供たちにスカイプを通じて学ぶ機会を与えた。それは内戦のために学校が閉鎖されて以来、数か月ぶりのことだった。
ネパール:酸攻撃に屈せず、病床で試験を受けた少女たち
ネパールでは、卒業を控えた女子高生ふたりが酸攻撃を受けて入院。彼女たちは暴力に屈せず、将来を決める大事な卒業試験を病室で受験した。
リベルランド:バルカン半島の新しいミクロネーションが国民募集中
市民権の申し込みは、写真付きIDと添え状を添付してメールを送るだけ。クロアチアとセルビアの国境地帯にできたリベルランドが、新しいミニ国家になる可能性はあるのだろうか?
変わりゆくためらい表現、あなたの言語はどうですか?
私たちは長い間、ためらう時に様々な表現を使ってきた。ある言語学者たちの発見によると、今ゲルマン系言語では「uh」が「um」へ変化しているという。