エジプトで大規模なデモが行われている頃、 イエメンでは野党勢力が大統領 アリ・アブドラ・サーレハ に仲介案を認めさせた。大統領は2013年の大統領選不出馬を表明したが、これをうけても人権や経済開発を求める市民の声は依然和らぐことはなかった。 そしてまた一方、サーレハ政権に反対するデモがサーレハ強硬支持派に火を付け、国中の反政府デモ隊が攻撃される騒動となった。イエメンは今、深刻な貧困と政治的腐敗、歴史的経緯による南北の亀裂を抱えており、サーレハ退陣の有無に関わらず、国民は将来に不安を感じている。
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