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フェイスブックが謝罪 習近平中国国家主席の名前を「ミスター肥だめ」と誤訳

カテゴリー: 東アジア, ミャンマー (ビルマ), ユーモア, 市民メディア, 政治
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習近平国家主席(左)とアウン・サン・スー・チー国家顧問(右)。 写真はミャンマー国家顧問府フェイスブックページより

フェイスブックは、技術的ミスにより習近平国家主席の名前が「ミスター肥だめ」と誤訳されていたことを公式に謝罪した。

誤訳は、習主席の2020年1月17日~18日、ミャンマー公式訪問に関する記事が同国公式フェイスブックページ上に投稿された [2]際に、発覚した。それらの投稿記事は、習主席とミャンマー政府が署名した、いくつかの重要な貿易および両国間で合意 [3]に達したものについて、ビルマ語で書かれていた。

習主席の訪問によって、ミャンマーにおける中国の経済的、政治的影響力の増大が浮き彫りとなった。それらの社会的影響 [4]から、中国の投資は歓迎と批判の両方を受けている。

習主席の名前の誤訳を、最初に注目したのはジャーナリストたちだった。グーグル翻訳では正しい訳となることから、誤訳はフェイスブック上のみだということも分かった。

24時間以上経った後、誤訳は訂正された。また、フェイスブックは次の通り謝罪 [5]を行った。

We have fixed an issue regarding Burmese (Myanmar) to English translations on Facebook and are working to identify the cause to ensure that it doesn’t happen again…This issue is not a reflection of the way our products should work and we sincerely apologise for the offence this has caused.

フェイスブック上のビルマ語(ミャンマーの公用語)から英語への翻訳に関する問題は既に修正しました。現在、二度と起こらないよう原因の特定を進めています。この問題の発生は弊社製品の意図するところではなく、ご迷惑をお掛けしたことに対して心からお詫び申し上げます。

ロイターのミャンマー支局長、ポピー・マクファーソンは、誤訳のスクリーンショットを掲載した。

注:ツイッター内のビルマ語の下にあるのがフェイスブックによる誤訳入りの英文

うーん、フェイスブックはビルマ語で書かれた「習近平」を「ミスター肥だめ」と訳したみたいだ。
これはアウンサンスーチーの公式ページの投稿、昨日の会談を物語っているね。
… h/t @felizysolo [9]

「ミスター肥だめの国」

フェイスブックは、ビルマ語から英語への翻訳を一時的に無効にしている。この記事を書いている時点では、ビルマ語翻訳のオプションはまだ回復していない。

習主席の名前の誤訳以外にも、フェイスブックのバグにより、カチン州のユーザーは母国語で更新を投稿することができなかった [13]。当初、これは習主席の訪問に関連しているとの憶測があったが、純粋な技術的問題であると報告されている。多くのカチン州の住民は、中国から資金援助を受けたダム建設に反対している。

フェイスブックは以前、ミャンマーの少数民族を標的としたヘイトスピーチの広がりに対処する反応が遅い [14]として批判されていた。それ以来、政府が支援するアカウントによる偽情報を排除するための方策を講じてきた [15]

校正:Sumiyo Roland [16]