農業の危機に、コロンビアの農家たちがストライキ

今年の7月、農業の危機を訴えるため、コロンビアで農業に携わる人々がMIA(全国農業牧畜と人民の対話と合意事務局)を組織した。そして19日月曜日に、 ストライキを開始した。

8月18日、現環境大臣が政府による国内でのストライキ防止を指示する前に、 当組織要求一覧 を発表した。一部の議会議員は対話に応じる動きがあったと主張するが、政府と農家たちの間では何一つ合意に至らなかったようだ。

その一覧は、コロンビアのブログ” Colombia Soberana”も転載している。MIAは要求の際、特に6つの点を重視した。

1. Exigimos la implementación de medidas y acciones frente a la crisis de la producción agropecuaria.
 
2. Exigimos acceso a la propiedad de la tierra.

1. 農業生産が危機的状況に陥った際の対抗策とその実行を要求する。
2. 土地の所有権を要求する。

自由党の政策に反対する部門の人々が、ストライキに共感していった。現在では、 MIA以外の組織をも巻き込んでいる。 コーヒー生産者ブラウンシュガー農家CNA(国立農業コーディネーター)などだ。彼らはMIAの要求の全てに賛成ではないが、いくつかは支持しているのだ。

Marcha Patrióticaは、MIAが特に要求している6つの点を動画として編集し、YouTubeにアップロードしている。

8月18日の日曜日の数時間、#YoParoPor(ストするぞ)のハッシュタグがTwitterのトレンドになった。それに伴い、ネットではストライキを支援する様々な動きが起こっている。例えば、衆議院議員のIván Cepedaはこうツイートした。

もし、1%の土地所有者が国土の50~60%を所有し続けるなら、コロンビアはこのままだ。

一方で、弁護士のCarolina Rodríguezのコメントはこうだ。

農家の方々には、種をまいて農産物を育てることを要求します。モンサント社はゴミを祖父母に食べさせるつもりだけど、そうはさせない。
— Carolina Rodríguez R (@CaroZ19) 2013年8月19日

翻訳:「8月19日の国民農業ストライキ」 画像は @marchapatriotaのツイッターアカウントより

彼に代わって、フアン・マヌエル・サントス大統領は、ストライキの進む道を塞ぐ者に対して、「全武力を以て」行動する権限を警察に与えた。

校正:Izumi Mihashi

 

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