オーストラリア:7歳の女の子の夢をかなえた3Dドラゴン

3Dドラゴン(画像は CSIRO 公式フェイスブックページより)

3Dドラゴン (画像は CSIRO 公式フェイスブックページより)

一匹の3Dチタン製のドラゴンと一人の7歳の女の子のお話は、2014年新年一番の明るいニュースの材料になっている。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)がその公式ブログで誇らしげに報告した。

今週初めに、私たちはある1通の手紙を掲載しました。手紙の送り主はソフィー、7歳の女の子でした。その内容は、ドラゴンがどうしても欲しいということでした。

「神話に出てくるようなドラゴンや火を吐くドラゴンについては、これまで全く研究をしてきませんでした。このことを、オーストラリア国民の皆さまに申し訳なく思います」と返答しました。

ソフィーからの礼儀正しい手紙(画像は CSIRO News 公式ブログより)

報告は続く。

…わたしたちは居ても立っても居られなくなりました。そのため、ドラゴンについてもう少し調べてみるとソフィーに約束しました。

そして、今朝9時32分(オーストラリア時間)に一匹のドラゴンが完成しました。

そのドラゴンの作成過程はここで見られる。

数多くツイートされた中で、テクノロジー・ニュース・サイトであるギズモード・オーストラリアのツイッター上での反応は典型的なものだ。

CSIRO、7歳の女の子のために3Dプリンターでチタン製のドラゴンを制作。それなら作れるから-http://t.co/ukdVvvQLjx

KMB は明らかに、元気が出るニュースを楽しんでいる。

他の「ニュース」がくだらない日に、「あ~」って記事で一休みしよう。 MT(訳注:修正済みリツイート)「@CSIROnews: ソフィーの願いに、ドラゴンを作成 http://t.co/pJ916dOkc0 ^VH」

レイチェル・マクディアミッドもこう述べた。

あぁ、CSIRO が本当に大好きです。語り草になりますね!それにすごい宣伝効果だし ドラゴン研究開発計画を急ぐ http://t.co/OWNJShfNLj  @wordpressdotcom から

デイモン・メレディスはこの、政府組織のための広報活動の、隠れた狙いを見て取った。

私は、納税者として、もっと多くのドラゴンの研究を支持していくつもりです。 @CSIROnews http://t.co/7xzkhqGalq

ヒュー・ヨルゲンセンは予算削減についてはっきりと述べた。

それから、どうしてわれわれはその予算を削減しているのでしょうか。 MT @CSIROnews ソフィーの願いに、研究を約束。ドラゴンを作成 http://t.co/JiaL9fKYdR

しかし、ジョン・デリーは不快な思いを口にした。

ソフィーやドラゴンのことなんて、どうでもいいです。#csiro

だが、ペニー・ティムズはハッピーエンドが好きだ。

ニュースが災害や破壊ばかりだなんて誰が言ったのですか。素晴らしいお話です。CSIRO、ブリスベン在住の女の子にチタン製のドラゴンを制作 http://t.co/0MFAfhaW0l

制作されたドラゴンはメスで、ソフィー・レスターの希望どおり、「トゥースレス」と名付けられた。

ソフィーのドラゴン(画像は CSIRO 公式フェイスブックページより)

ドラゴンが届けられる前、ソフィーの母親は娘の喜びようをこう語った

Mrs Lester said Sophie was overjoyed with the CSIRO's response and has been telling everyone dragon breath can be a new fuel.

”All her friends are now saying they want to be a scientist and Sophie says she now wants to work in the CSIRO. She's saying Australian scientists can do anything,” she said.

レスターさんの話によれば、ソフィーは CSIRO の返事に大喜びし、ドラゴンの息は新しい燃料になるかもしれない、とみんなに話していたそうです。

「あの子の友だちは今やみんな科学者になりたいと言っています。ソフィーは、CSIRO で働く夢を持っています。ソフィーは、オーストラリアの科学者は何でもできると口にしています。」レスターさんはそう語りました。

校正:Yuko Aoyagi
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