殺害されたパキスタンの子供たちへ、悲しみに満ちた世界中での弔い―ペシャワール襲撃事件―

Students of Army Public School, members of Civil Society, Pak Army staffs and large numbers of citizens held a candle light vigil to mourn the innocent victims. Image by ppiimages. Copyright Demotix (19/12/2014)

罪なき犠牲者を弔うために、キャンドルライト追悼式が行われた。軍公立学校の生徒や、市民組織のメンバー、パキスタン軍のスタッフ、そして多くの国民が参加した。撮影:ppiimages。著作権:Demotix(2014年12月19日)

12月16日、銃を持ったタリバンの集団が、パキスタンのペシャワール軍公立学校に侵入した。軍事服を身にまとったタリバンは、教室から教室を移動しながら、生徒や教師たちを銃で撃った。この襲撃によって、少なくとも148人が亡くなり、そのうち132人は子供であった。また、たくさんの生徒が負傷した。

事件の翌日、カラチやイスラマバードを含むパキスタン国内の主要都市で、追悼式が行われた。追悼式の様子は、これらの写真からうかがえる。

追悼式は世界中でも数多く行われた。

上記の追悼式に参列した人々は、犠牲者に思いを馳せ、暴虐に対して反対の意を示した。そして、タリバンに向けて怒りの声をあげ、子供たちはそのような残虐行為とは無縁であるべきだと繰り返した。

以下は、追悼式の写真である。

パキスタンで、現地のタリバンによって殺害された生徒たちや教師を追悼するために、たくさんのキャンドルに明かりが灯された。ロンドンにあるトラファルガー広場で行われた追悼式の一場面。撮影:Emma Durnford。著作権:Demotix(2014年12月17日)

パキスタン人コミュニティーセンターの外で、ペシャワールの子供たちのために、キャンドルライト追悼式が行われた。マンチェスターのロングサイトにて。撮影:Barbara Cook。著作権:Demotix(2014年12月20日)

タリバンによるペシャワール学校襲撃事件で亡くなった犠牲者に、敬意を表すためのキャンドルライト追悼式。200人の人々が、アトランタにあるCNNセンターの前に集った。撮影:Steve Eberherdt。著作権:Demotix(2014年12月17日)

ペシャワール襲撃事件の犠牲者の魂を慰めるために、キャンドルライト追悼式が学校のキャンパスで行われた。コロンビアの学生たちや地域の人々が参列した。撮影:Mansura Khanam。著作権:Demotix(2014年12月17日)

インドのイラハバードで、キャンドルライト追悼式が行われた。インドの議員や子供たちが、パキスタンのペシャワール襲撃事件でタリバンによって殺害された者たちへ弔意を表した。撮影:Ritesh Shukla。著作権:Demotix(2014年12月17日)

バングラデシュにあるパキスタン高等弁務官事務所で、キャンドルライト追悼式が行われた。そして、その夜はペシャワール軍公立学校で、罪もなく大虐殺された犠牲者を皆が追悼した。

タリバンによるペシャワール軍公立学校襲撃事件で殺害された犠牲者を悼み、インド人がアムリツァルで追悼式に参列した。そして、キャンドルに明かりを灯した。撮影:Sanjeev Syal。著作権:Demotix(2014年12月17日)

アッサム州のシブサガルで、タリバンによるパキスタン学校襲撃事件に抗議して、キャンドルに明かりを灯している子供たち。撮影:Neelam Kakoty Majumdar。著作権:Demotix(2014年12月18日)

インドの西ベンガル州でバルドワン郡記者クラブが、バルドワンにおいてキャンドルライトの集いを開催した。そして、ペシャワール軍公立学校でタリバンが起こした恐ろしい襲撃事件に対して、反対の意を表明した。撮影:Sanjoy Karmaker(2014年12月18日)

パキスタンのラホレで行われたキャンドルライト追悼式で、タリバンへの抗議に同調するメッセージを持つ子供たち。撮影:Fatima Arif。著作権:Demotix(2014年12月18日)

校正:Maki Kitazawa
Exit mobile version