記事 映画 from 6月, 2010
フランス:カンヌ映画祭にて『Hors-La-Loi』タブーに触れ、物議をかもす
5月21日、映画「Indigènes(英語:Days of glory,日本語:デイズ・オブ・グローリー)」で賞を受賞したラシド・ブシャル監督作品「Hors la loi(英語:Outside the law)」がカンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションのコンペティション部門で上映された。その一方で、カンヌ映画祭会場のわきでは、大量の警察官がいる中、アルジェリアの独立戦争時のフランス退役軍人や、アルキ(アルジェリア戦争時にフランス側について戦ったアルジェリア人)やピエ・ノワールの団体代表者、与党国民運動連合の議員、カンヌ市長、極右政党の国民戦線支持者によって構成された1500人のデモ隊が、映画の内容は50年前のアルジェリアでのフランス軍とフランス国家の行動を汚すものだとして抗議行進した。