エジプト 「弾丸が文字通り肩越しに飛んでいくのを感じた」

今日(訳注:2013年8月14日)、エジプトのカイロにあるラバア・アルアダウィヤで、モルシ氏支持派が行っていた座り込みデモが強制的に排除され、その現場を潜入取材したエジプト人フォトジャーナリストのモサブ・イッシャーミ氏が狙撃された。彼の肩越しを弾丸が飛び、そしてそこで所持品を盗まれた。

イッシャーミ氏は一連のツイートの中で自分が体験したことをツイートし、今朝、ナスルシティで座り込みしていたムスリム同胞団がどのように撤退したか、まだ誰も知らない状況を我々に伝えている。

ラバアでの座り込みデモの現場まで行くのはたやすかった。

ラバアから黒煙がますます立ち登っている。本当にナスルシティのほとんどどこからでも見える。

そこでは、まず、催涙ガスと格闘した。

ついに、ラバアに侵入した。催涙ガスは耐え難い。

彼は目の当たりにした恐ろしい光景を撮影しflickr上のフォトギャラリーに掲載して共有した。(警告: 特に死体公示所に安置されている死体などの生々しい写真あり)

ラバアの現場はさながら戦場の様相を呈している。戦闘はもう6時間も続いている。

イッシャーミ氏は危うく狙撃手に狙われそうになった。

最悪なのは、どこから狙撃されているかわからないことだ。一番近くにある物陰にうずくまり、幸運を祈る…。

しかし、彼はそのまま状況をつづり、投稿し続けた。そうしている間にも衝突は激しさを増していった。

ラバアでの衝突は激しさを増している。

弾丸が彼の肩越しをかすめ飛んでいった。彼はツイートした。

文字通り、弾丸が肩越しを飛んで行くのを感じた。巨大な蚊が光速で飛んでいく音のような唸りが聞こえた。ぞっとする。

そして、ショットガンの散弾が彼の背中に当たったので、イッシャーミ氏は今日はこれで終わりにしようと決めた。

弾丸が肩をかすめ、背中に3つの散弾が当たった。これは立ち去るべき合図だ。

しかし、まだ終わりではなかった。

ラバアを後にする途中、目ざとい地元の暴徒が立ちふさがってきて、所持品を盗んでいった。幸いSDカードは靴下に入れてあった。

flickr(こちら)上に掲載されているイッシャーミ氏が撮影した衝突の写真をお見逃しなく。

校正:Yuko Aoyagi

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