(特に断りのない限り、リンク先のページは英語)
韓国憲法裁判所は、物議を醸しているオンラインゲーム規制法、いわゆるシャットダウン法を支持する裁定を下した。この法案は、夜間における青少年のオンラインゲーム利用を禁止するものだ。
この決定により、オンラインゲーム業界や児童の人権、ネットの自由への影響に対する深刻な懸念がネット上に噴出した。また同様に、数え切れないほどのジョークや揶揄も書き込まれることとなった。
この法律は夜12時から午前6時までの間、16歳未満の青少年によるオンラインゲームの利用を禁止するものだが、2011年に施行された際には激しい反発を受けた。またオンラインゲーム産業とデジタルコンテンツ協会からは、法案の合憲性を問う訴訟が憲法裁判所宛てに提起された。
地元の報道[ko]によると、裁判官がこの法案を合憲と判断したのは「オンラインゲームの人気と中毒性、および(青少年の)依存具合を考慮すれば、16歳未満の青少年に対するゲーム規制は過剰反応とは言えない」からだと言う。オンラインゲームのみが特別に対象となったことについては、「オンラインゲームはウェブの双方向性に基づいているため、より中毒性が高く長時間の利用につながりやすい」と付け加えた。
Bloter.comは、裁判所による青少年の定義に注目する[ko]。すなわち、「青少年は大人と異なり自制心に欠けるため、ゲームに長時間没頭してしまう」というものだ。これは若者とは未熟者に過ぎないという社会の見方を反映している、と彼らは書く。地元のその他の報道[ko]は、物議を醸している法律の肩を持つこの判決は危険な先例となりうるとの懸念を表明している。この法律はオンラインゲームを、ドラッグやアルコール、ギャンブルなどの中毒性をもつ他の物質や活動と同等に扱うものだからだ。
多くのツイッター利用者が、本当に子どもの健康を考えているのであればこの国の悪名高い教育熱の方をより憂慮するはずだろう、とツイートした。現に韓国では、教育熱のため青少年が個別授業を受けさせられたり、夜遅くまで詰め込み学習を強いられたりすることが問題となっている。
중독성이 강해서 게임 셧다운이 합헌이면, 치킨도 셧다운 대상인가요?
— 유정근(Xeri) (@byxeri) April 29, 2014
ゲームの中毒性が理由でシャットダウン法を合憲としたのなら、いつも食べてるチキンも規制対象?
수면권 보장을 위해 합헌이 되었다고 하면 밤잠을 설치게하는 드라마/영화/음악 기타 미디어 컨텐츠들도 셧다운 걸어주시죠. 이제 핸드폰에도 셧다운걸겠네
— HL (@namhyelynn) April 24, 2014
彼らは子どもの眠る権利を守るためにあの法律を合憲としたと言う。それなら連ドラや映画、音楽などエンターテイメント全てをシャットダウンするべきだったのでは?どれも睡眠を妨害するものでしょ。(この論理で行くと)私の携帯電話のシャットダウンだって考えなきゃいけなくなるよ。
셧다운이 합헌이란다. 그러면 그 시간에 진행되는 학원교육은 왜 법적 제한을 가하지 않는 것인가 궁금하다. 똑같이 ‘수면권 침해'하는 것 아닌가? 둘 다 학생이 자율적으로 끊을 수 있는 게 아니지 않은가? 왜 다르게 적용하는거지?
— 안태호 (@athmtg1) April 25, 2014
彼らはシャットダウン法を合憲とした。ならどうしてハグォン(学習塾)には法的規制がないの?ハグォンだって同じ時間帯に開いてるのに。どちらも生徒の眠る権利を侵害してるし、生徒の意思ではやめられない。なのにどうして扱いが違うの?
‘게임 셧다운제 합헌’ 판결..법률적 정당성은 확인했지만 과연 실효성이 있을까. 부모 아이디든 뭐든 간에, 할 애들은 다 한다. 애들 위해서라면 학원, 과외, 야자 셧다운부터 해야한다는 주장이 훨씬 더 설득력 있음.
— 유종현 (@consline) April 25, 2014
シャットダウン法が合憲とされた。彼らはこの決定を法的に正当化するやり方も考えついているようだけど、やっぱり効果があるとは思えない。本当にゲームをやりたい子どもなら、親のIDを使うなどの抜け道を見つけるはず。面白いことに、まずはハグォンの個別指導と深夜授業をシャットダウンすべきだと主張する人たちもいるみたいだけど、そっちの方がまだ説得力があるね。
셧다운제도 합헌 “헌재 재판관 7대 2 결정” http://t.co/kYCBRwpVtn + 이로서 16세 미만 청소년들은 자유의지가 없는 인간으로 딱 낙인을 받게 되었군요.
— B.C. (@leben98) April 24, 2014
憲法裁判所の裁判官9名中7名の賛成票を得て、シャットダウンは合憲と宣言された。この決定により、16歳未満の青少年は自由意志を持たない人間であると宣告された。
내생각에, 게임 셧다운 합헌이라 함은, 결국 인권의 제한을 두는게 아닌가하는 생각이다. 학생들의 자율과 창의를 막음은 물론이고 문화컨텐츠 산업에 장애를 불러내는 의미라본다. 공은 세게 튀기면 더높이 튄다. 사회적 저항을 국가도 예상했어야 한다.
— 이재현(Jason Lee) (@jasonreturns) April 24, 2014
シャットダウン法を合憲と宣言することは人権の制限につながりうる。なぜならそれは、子供たちの自主性と創造性を妨げうるだけでなく、文化コンテンツ産業の発展をも阻害しかねないからだ。ボールを地面に投げつけるとき、投げる力が強ければ強いほど高く跳ね上がってくる。当局は決定に対する世間の反発をあらかじめ認識をしておくべきだったと思う。
ブロガーのMahlerは、この判決がウェブの自由とオンラインコンテンツを脅かす存在になりうる理由をいくつか挙げた[ko]。
1) 이를 계기로 본인인증이 확대되면 웹상의 자율성을 침해할 수 있는 여지가 많아진다. 예를 들어 인터넷 접속 자체에 본인 인증이 필요하게 되면 상상하기도 무서운 상황이 된다. 2) 중소기업들은 본인인증 및 차단을 위한 조치(기술/장비)를 취하는 것이 엄청난 부담이다. 대기업 vs 중소기업의 문제에 더해 외국기업 vs 국내기업의 문제도 생긴다.[…] 3) 온라인 게임 못지 않게 오프라인 게임도 중독성이 강하다. [….] 나 게임 그렇게 하고도 유급 안 했다.
1)今後もしこの規制がウェブ上の本人確認に対してまで広がるとすれば、ウェブの自由の侵害につながる可能性が高い。例えばもしこの法律が、インターネットへ接続するごとにユーザーの本人確認を義務付ける法案へ変化するとすれば、恐ろしいことである。 2)中小企業にとって、シャットダウン法のためのアプリケーションを準備することは重い負担となる。なぜなら、ID認証などに必要な技術と機器を導入しなくてはならないからだ。会社の国籍のみならず、規模によっても負担の大きさが異なって感じられるだろう。[中略]最後に、私は今まで沢山ゲームで遊んできたものの単位を落としたことは一度もない。