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イラストと英語で学ぶベネズエラ人特有の言い回し

ブログ Venezuelan Sayings(訳注: ベネズエラ人の言い回し)では、イラストレーターの デイジー・パットン氏がベネズエラ人特有の表現をイラストと英語で解説している。 彼女のイラストから、読者はカラフルでユーモアにあふれたベネズエラの伝統的な言い回しに対する彼女なりの解釈を知ることができる。またこれらの言い回しは俗語を通じて別の文化を理解しようとするベネズエラの率直な文化観を反映している。 

ブログの紹介でデイジーは以下のように述べている。

My Venezuelan husband often uses colloquialisms from his culture to describe situations we find ourselves in. These are my illustrations of them. Consider them “más criollo que una arepa” [“more local than an arepa“]

私のベネズエラ人の夫は、自分たちが置かれている状況を描写するのによくベネズエラの俗語の言い回しを使います。以下に私が描いた一連のイラストはその説明です。これらの言い回しは「más criollo que una arepa」(訳注:「 アレパよりももっとローカルなもの」、つまりベネズエラの伝統的パンのアレパよりももっとベネズエラ的なもの)だと思って下さい。

また、デイジーとメールで話をした際、彼女はブログが生まれた経緯について、そして言い回しそのものだけでなくそれが使われる背景を解釈する難しさと楽しさについて、いくつかを語ってくれた。: 

I've been with my husband for almost 8 años [years], and he would frequently translate dichos [sayings] into English, leaving me very confused. Because the Venezuelan sayings are so distinctive, I started writing them down to share with our friends, since they seem so different but wonderfully imaginative. The project has grown from just being the refranes he's said to suggestions from Venezuelans all over the world now. I see it now as a collaborative project that is collecting this cultural ephemera, with the understanding that I'm of course an outsider looking in.

私が夫と一緒になってほぼ8年になりますが、夫はよくベネズエラの言い回しを英語に直訳するんです。それで私はいつも混乱させられます。ベネズエラの言い回しはとても独特なので、私はそれらを友人と共有しようと思って書き留めるようになりました。なぜなら、それらの言い回しは英語の言い回しとは非常に違うのだけれど、それでいて驚くほど想像に富んでいるように思えたからです。このプロジェクトは夫が使った言い回しを集めただけのものから始まって、今や世界中に散らばるベネズエラ人からの投稿を集めたものにまで成長してきました。私はこれをベネズエラの文化を記録する一つの共同プロジェクトだと思っています。もちろん、私は一外国人として眺めるという了解のもとで。

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イメージはデイジー・パットンの許可を得て掲載

たとえ絵でだとしても、彼なんか/彼女なんか/そんなの見たくない。これは、たとえ絵であっても見るのが嫌なほど、誰か/何かに対してとても腹を立てているということ。

翻訳作業について、デイジーは以下のように語っている。

It's hard to explain puns, slang, or things that reference something historically or locally known, like games, locations, or historical figures, regardless of language. Much of the time, when my husband Enrique has said a dicho [phrase], I have no idea what he means at all without some explanation (such as me dieron gato por liebre/I was given cat instead of hare), while others make sense once you hear them (like la última coca-cola del desierto/last Coke in the desert).

語呂合わせやスラング、あるいはその土地の遊び、場所のようなローカルなもの、歴史的人物などのように歴史的なことがらを説明するのは言語を問わず難しいものです。夫のエンリケが何の説明もなしにベネズエラの言い回しを使うと、たいていの場合、私は意味を全然理解することができません。例えば、「me dieron gato por liebre/I was given cat instead of hare」(訳注:「野ウサギではなく猫を与えられた」、だまされた)のように。でも中には「la última coca-cola del desierto/last Coke in the desert」(訳注:「砂漠で最後のコーラ」、自分を一番重要だと思っているうぬぼれた人)のように一度聞いたら理解できるものもあります。

言い回しの多様性と相違性について、デイジーは以下のようにコメントしている。

I've learned a great deal about how variable and interesting Venezuelan culture is just from [the variety of sayings]. Anything from exact meaning, to wording, can be slightly or completely different, depending on generation and location. I've had many people contact me to either tell me that I was wrong, or that they've never heard of one, or that they're common in other Latin American countries (which makes sense). In some posts, I've literally had someone state that the saying was incorrect or didn't exist and another five people sharing it and stating how they use it all the time and thought it was hilarious!

私はこれまでベネズエラ人が使う様々な言い回しのみから、この文化がいかに変化に富み興味深いものであるかについてたくさん学んできました。世代や場所の違いによって、正確な意味から言葉の使い方まで、若干あるいは全く違うこともありえます。たくさんの人たちが私にコンタクトをしてきてくれ、私が間違っているとか、そんな表現一度も聞いたことがないとか、他のラテンアメリカ諸国でも共通だ(これは納得!)などと教えてくれます。いくつかの言い回しについては、その言い回しは間違っている、存在しないと主張する人がいる一方で、別の人たちはそれを共有し、どう使うかをひっきりなしに言い合ったりして・・・それはとても楽しかった!

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イメージはデイジー・パットンの許可を得て掲載

彼/彼女は自分で洗濯をしないばかりか洗濯機をあなたに使わせもしないだろう。これは誰かがやるべきことをせずそして他の誰かにさせることもしないだろうということ。

デイジーは新しい言い回しをイラストにして翻訳し続けるに十分なだけの提案を常に受け取っている。そうして、ブログは頻繁に更新されており、徐々にベネズエラ全体でよく使われる言い回しの基本的な記録が出来上がってきた。そしてさらにベネズエラの各地域で異なる言い回しを記録する段階にも入ってきた。