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5時間以上経過した後に、CNE(国立選挙管理委員会)はベネズエラ大統領選挙の結果を伝えた。ウゴ・チャベス前大統領に後継者として指名された、ニコラス・マドゥロ候補[jp]が50.66%の票を獲得し勝利した。しかしわずか23万票の差であり、対立候補のヘンリケ・カプリレス・ラドンスキー氏は、昨年10月チャベス前大統領に敗北した選挙から100万票以上伸ばした形となった。
この結果は、ベネズエラ国内の投票所の1%と在外投票をした6万人程のベネズエラ人の票を除いたものである。これらの票を含めるとマドゥロ氏とカプリレス氏の票差を更に縮めることになるだろう。
この結果は公式には「覆されない」ものではあるが、野党の選挙本部は、全ての投票用紙が開票され再集計されるまで結果を認めないと宣言した。同様に、未回答である3千件以上に及ぶ投票中の重大な選挙法違反行為の見直しを、CNEに対して要求した。
選挙演説で、マドゥロ氏は3月に亡くなったチャベス大統領の意志を引き継ぐことが出来た、と発言した。さらに同氏は、カプリレス氏が政府との(政治的な)取引きを提案した、と告発した。一方カプリレス氏は、「不正や汚職」に負けないと明言し、同氏を支持した49%のベネズエラ有権者を尊重するよう求めた。
ツイッター上の以下のハッシュタグで、市民がどのように反応し、レポートしているかを読むことができるる。#EleccionesVenezuela(ベネズエラ選挙), #Venezuela(ベネズエラ), #Venezuelasomostodos(私たちは皆でベネズエラ) y #Maduro(マドゥロ)などである。
しかし、これはまだ始まりに過ぎない。